中部ジュニアを3連覇している小野祐夢=エリエールGC松山で
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◇大王製紙エリエールL<第1日>
▽21日、松山市、エリエールGC松山(6442ヤード、パー72)▽晴れ、気温12・6度、風速3・5メートル▽賞金総額1億円、優勝1800万円▽96選手(うちアマ10人)▽観衆776人
“アマちゃんトリオ”が堂々V圏スタート−。岐阜・帝京大可児高1年の小野祐夢(ひろむ、16)、宮崎日大高1年の脇元華(はな、16)、香川・高松中央高2年の森田遥(はるか、17)がそろって69をマーク、首位と2打差の3アンダー6位発進した。賞金女王争い、シード攻防にざわめくツアー終盤、恐れ知らずの高校生アマチュアたちが優勝戦線をかき回しそうだ。首位は大山志保(36)=大和ハウス工業=で5アンダー。
普段の制服姿もまだあどけない女子高生アマ3人の名前が、いきなりリーダーボードに並んだ。
真っ先に上がってきたのは小野。岐阜県土岐市在住、坂田塾東海校でゴルフを覚え、2010年から中部ジュニアを3連覇している高校1年生だ。「きょうはドライバーショットが安定していたので、2打目を楽に打てた。OBになりそうなショットが木に当たって返ってきたり、10メートルのパーパットが入ったりと、運もありました」と笑顔。
“ひろむ”という名が印象的だが「病院などでクン付けで呼ばれちゃうこともあります」とか。4バーディー、1ボギーの初日に「途中、ボードを見たら自分の名前が3番目ぐらいにあって、ちょっとドキドキした。明日はボギーを打たずにアンダーパーで回りたい」と初々しく語った。
2番手上がりは森田理香子に憧れる身長171センチの脇元。中学1年まではモデルを目指し、オーディション受験経験もあるとか。
16番パー3で2メートル半のチャンスを決めるなど、こちらも4バーディー、1ボギーの69。女優・加藤あい似との声もある。「明日もまずは予選通過を目指して頑張ります」
しんがりを締めたのは、今年の日本女子アマ覇者・森田。連続ボギーの出だしから立て直し、15番から3連続バーディーで69。実力を見せつけた5バーディー、2ボギーだった。
「四国は地元なのでギャラリーもたくさん応援してくれると思う。優勝争いができたら、理想ですね」と話した。
いずれも楽しみなハイティーン。2日目以降、誰を応援する? (月橋文美)
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