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【プロ野球】

西村 上原フォークで日本一奪回

2013年11月22日 紙面から

 巨人の守護神・西村健太朗投手(28)が来季、2種類のフォークで打者を牛耳ることを狙う。理想は米大リーグ、レッドソックスの上原浩治投手(38)。師匠と仰いでいる右腕のように鋭く落ちる球で相手をねじ伏せ、日本一奪回の原動力となる決意だ。

 「フォークの精度を上げて、2つ投げ分けることができたら」。こう語る西村は昨季からフォークも多投。今季はカウントを取るものと、打者を仕留めるものを投げ分けてきた。しかし、「なかなかできない…」。試行錯誤中であることを隠そうとはしなかった。

 楽天との日本シリーズでも苦い思いを覚えた。第1戦(Kスタ宮城)の嶋との対決。西村は最後はフォークを選んで勝負した。だが、結果は安打された。悔しさは今でも消えておらず、「真ん中のを打たれた」と険しい顔で振り返るほどだ。

 一方、上原は2つのフォークを使い分け、ワールドシリーズでもカージナルスを寄せ付けなかった。オフは一緒にトレーニングし、シーズン中も頻繁にメールする仲の西村の目はクギ付けになった。そして、手本にするとの思いが生まれた。

 「上原さんは巨人の時もフォークを投げ分けていた。僕もシンプルにできたらいい」と西村。現在はダイエットで体のキレを取り戻そうとしているが、投球でも進化をしたいのが本心。絶対的な守護神と言われるようになるまで、自分を磨き続ける。 (川越亮太)

 

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