池袋…と聞けばラーメン激戦区として全国的にも有名ですね。私は予備校が池袋にあったので青春時代の思い出の町でもあります。今週はそんな池袋で10年以上も続く大人気のお店をご紹介します。「創新麺庵 生粋」は池袋西口の立教大学付近にあります。場所柄いつも学生さんで大賑わい、土日は行列必至です。生の秋刀魚を使ったラーメンで、オープンした途端、一躍有名になりました。店前に秋刀魚のオブジェを発見!なんともかわいらしくて和みますね。
店内は大正ロマンな雰囲気で落ち着きます。今回はお店の方がオススメの「上醤油そば」(950円)を注文しました。いわゆる特製ラーメンで盛りだくさんの具が入っているとの事でワクワクします!
スープは、新鮮な秋刀魚を塩焼きにしたものと、醤油などを煮詰めて仕上げているそうです。乾物ではなく生の秋刀魚を使っているんですね! これは贅沢な一杯。スープを一口飲んでみて思わず「上品!」と驚いてしまいました。透明度が高いのに、しっかりと秋刀魚の味を感じることができます。焼いているので最初には香ばしさが、後にたまり醤油の甘みが伝わってきます。エグミや臭みはまったくなく、むしろまろやかさを感じます。柔らかいお出汁の味ですね。こちらの創業者は懐石の名店で働いていた経歴をお持ちだそうです。それを聞いて納得、和食のテクニックが盛り込まれているからお魚のおいしいところだけが凝縮されたスープが完成したんですね。
麺は細めのストレート麺で、コシもあり秋刀魚スープとの相性も抜群です。スープに少しトロミがあるので更に絡みが良くなっています。
またトッピングも食べて驚きました。ワイン煮玉子はその名の通りワインで漬け込んであり、表面はほんのりと甘く中はトロットロの濃厚な味。チャーシューは鉄板であたためてフワフワな状態で提供されます。繊維がふっくらとしていてとても柔らかいんです。他にもネギ、海苔といった組み合わせは秋刀魚スープを更においしく演出してくれます。
忘れてならないのは別添えでついてくる生たまねぎです。口の中をさっぱりとさせてくれる効果があり、食べている途中でまた新たな味わいを与えてくれます。
そして最後はご飯を投入です。スープが絶品なので余すことなく完食しました!
その圧倒的な旨さでまたすぐに食べたくなってしまう、中毒性のあるラーメンです。