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柏崎刈羽原発の安全審査 長期化も11月22日 4時29分
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新潟県にある柏崎刈羽原子力発電所の運転再開の前提となる、原子力規制委員会の安全審査は21日、初会合が開かれました。
東京電力は、運転再開を経営再建の要と位置づけていますが、新たに義務づけられた設備の安全性の確認があるほか、福島第一原発での対応次第では審査の中断もありうることからハードルは多く、長期化も予想されます。
原子力規制委員会は、柏崎刈羽原発の6号機と7号機について21日初めて審査会合を開き、東京電力から重大な事故の安全対策や地震や津波の想定について説明を受けました。
柏崎刈羽原発は福島第一原発と同じ「沸騰水型」と呼ばれるタイプで会合では、新たに設置が義務づけられた、放射性物質の放出を抑えながら格納容器の圧力を下げる装置、「フィルターベント」について、性能や運用方法に関する指摘や意見が相次ぎました。
規制委員会は来週開く2回目の会合で審査の論点を示す予定ですが、今後、フィルターベントなどの新たな設備の安全性を確認するほか、福島第一原発の汚染水問題など東京電力の対応次第では、審査を中断する考えも示しています。
このため、東京電力は、柏崎刈羽原発の運転再開を経営再建の要と位置づけていますが、乗り越えなければならないハードルは多く、審査は長期化も予想されます。
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