違法労働 あっせん容疑で逮捕11月21日 18時59分
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除染作業の現場に違法に労働者を派遣したとして仙台市の元暴力団幹部の男が逮捕された事件で、この男に、国の許可を得ずに労働者をあっせんし、金を受け取っていたとして、仙台市の男が逮捕されました。
男は、JR仙台駅で労働者を探していたということです。
逮捕されたのは、仙台市宮城野区五輪の無職 佐々誠治容疑者(67)で、警察は21日朝、佐々容疑者の自宅を捜索しました。
警察の調べによりますと、佐々容疑者は、福島市の除染作業の現場に違法に労働者を派遣したとして逮捕され罰金の略式命令を受けた仙台市の元暴力団幹部の男に、国の許可を得ずに60代の男性労働者2人をあっせんして2万円を受け取ったとして、職業安定法違反の疑いがもたれています。
佐々容疑者はJR仙台駅前で、仕事を探している路上生活者などに声をかけて元暴力団幹部に紹介し、これまでに30人前後の労働者をあっせんしていたとみられるということです。
佐々容疑者は容疑を認め、「1人につき1万円から1万5000円の報酬であっせんしていた」と供述しているということです。
警察は、佐々容疑者がほかの複数の業者にも労働者を違法にあっせんしていたとみて、調べを進めることにしています。