事件【一票の格差】「早期の格差是正を」選挙区の有権者ら 「地方切り捨て」懸念も+(1/2ページ)(2013.11.20 20:09

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【一票の格差】
「早期の格差是正を」選挙区の有権者ら 「地方切り捨て」懸念も

2013.11.20 20:09 (1/2ページ)
最高裁の衆院選「一票の格差」訴訟の判決を受け記者会見する升永英俊弁護士らのグループ=20日午後、司法記者クラブ

最高裁の衆院選「一票の格差」訴訟の判決を受け記者会見する升永英俊弁護士らのグループ=20日午後、司法記者クラブ

 20日の最高裁判決で「違憲状態」とされた昨年の衆院選。一票の価値が軽い選挙区の有権者からは早期の格差是正を求める声が上がり、価値が重く「0増5減」の対象となった選挙区からは「地方切り捨て」を懸念する意見があった。

 ■千葉4区

 昨年の衆院選で有権者数が全国で最も多く、一票の価値が最も軽かった千葉4区(千葉県船橋市)。新たな区割りにより一部が13区に編入される。

 「格差が問題視されてから久しいのに、なぜなかなか是正されないのか不思議。早く価値を平等にしてほしい」。同市宮本の自営業、相川貢造さん(43)はこう要望する。

 同市本町の大学非常勤講師、加藤誠さん(52)は「人口に応じた定数配分を徹底するべきだ。民意をより反映させるため、既存の選挙制度にとらわれず全く新しいシステムを模索してもいいのではないか」。 昨年の衆院選で共産党から出馬し落選した斉藤和子氏(39)の選対責任者を務めた淀裕一さん(57)も「判決を契機に選挙制度の抜本的な見直しをすべきだ」と話した。

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最高裁の衆院選「一票の格差」訴訟の判決を受け記者会見する升永英俊弁護士らのグループ=20日午後、司法記者クラブ
「一票の格差」を巡る訴訟で最高裁に向かう原告側の弁護士ら=20日午後、東京都千代田区(栗橋隆悦撮影)
最高裁の衆院選「一票の格差」訴訟の判決を受け記者会見する山口邦明弁護士らのグループ=20日午後、司法記者クラブ
「1票の格差」全国訴訟の判決が下された最高裁大法廷=20日午後、東京都千代田区(栗橋隆悦撮影)
最高裁が「違憲状態」の判断を示し、紙を掲げる原告の升永英俊弁護士(左から2人目)ら=20日午後、東京都千代田区(栗橋隆悦撮影)

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