帝京大柔道部:矢嶋監督を解任 女子部員に無許可はり治療
毎日新聞 2013年11月21日 12時33分(最終更新 11月21日 16時32分)
帝京大の女子柔道部監督だった矢嶋明氏(54)が女子部員に無免許ではり治療を行ったとして、9月に解任されていたことが21日、わかった。同柔道部は谷亮子さんや松本薫選手ら五輪金メダリストを輩出している。
帝京大や全日本柔道連盟(全柔連)によると、矢嶋氏は昨年4月ごろ、女子部員1人が腰に痛みを訴えた際、法律が禁ずる無免許でのはり治療を行った。9月に大学が調査し、矢嶋氏に確認したところ事実を認めたため、9月13日付で解任した。大学では10月上旬に全柔連に報告。その後、施術した選手数や期間など詳細について調査している。
矢嶋氏は全柔連の広報委員を務めているが、全柔連として処分の予定はないという。【飯山太郎、藤野智成】