響(ひびき)とは、角川ゲームス開発、DMM.comより提供されている艦隊型育成シミュレーション『艦隊これくしょん~艦これ~』に登場する艦娘。モデルは大日本帝国海軍の暁型駆逐艦2番艦「響」。CV:洲崎綾
概要(史実)だよ。
響(ひびき)は、日本海軍の駆逐艦。吹雪型(特型)の22番艦(暁型(特III型)の2番艦)である。この名を持つ日本海軍の艦船としては神風型駆逐艦 (初代)「響」に続いて2隻目。戦時中から数々の作戦に参加し、損傷を何度も繰り返すも修理されては蘇り、『不死鳥』とあだ名された。
- 「暁」「雷」「電」と共に第1艦隊第1水雷戦隊第6駆逐隊を編成(太平洋戦争開戦時)。
- キスカ島攻略作戦中、飛行艇からの至近弾をくらい、沈没寸前の状態に陥ったが応急修理が成功。
わずか5ノットしか出なかったが、「暁」に守られながら退避に成功し帰投した。 - 「雷」の艦長として有名な工藤俊作を艦長として迎え、空母の護衛をしていた時もあった。
- あの「キスカ撤退作戦」にも参加。偽装煙突をつけ出撃した。
- 船団護衛中、「電」と持ち場を交替した僅か30分後に米潜水艦の魚雷が「電」に命中、一瞬で「電」は沈没した。
響は「電」の生存者を救助したが、妹の仇の潜水艦は爆雷を投射したものの仕留められなかった。
→既に「暁」「雷」は戦没しており、響は目の前で最後の姉妹艦を失い、第六駆逐隊最後の生き残りとなる。 - 輸送船の救助中、潜水艦の雷撃を受け故障。
修理に寄るもその修理先で乗組員が集団で赤痢にかかり、佐世保に帰投。
護衛予定だった輸送艦はその後すぐに潜水艦に沈められる(赤痢が発生していなかったら…)。 - 修理のために横須賀へ。このためレイテ沖海戦に参加できず。
→レイテでは護衛の駆逐艦が足りず、多数の被害が出た。 - 大和特攻に参加予定だったが、触雷して航行不能に。そのまま修理のために参加できず。
→「初霜」「冬月」「雪風」「涼月」以外全てが沈んでいる。 - 第1海上護衛艦隊第105戦隊の旗艦として、日本海防衛に参加。
北海道等を空襲している米軍機と戦闘する →北海道空襲の民間人死傷者は多数。 - 1945年8月15日7時頃(玉音放送の5時間前)、B29へ発砲。帝国海軍最後の射撃とされている。
- 終戦 武装解除の上で、隼鷹、北上などと共に復員輸送に従事。
- ソ連に賠償艦として引き渡される。
数々の損傷や、乗組員の死傷者を出しているがそのたびに不死鳥のごとく蘇り、終戦まで戦い抜いた歴戦の駆逐艦である。ただ、主要な海戦のほとんどに参加しながら生き残った雪風とは異なり、響は「不死鳥の秘密は、修理のタイミングにもあるんだよ」という台詞の通り、レイテ沖海戦や大和水上特攻など、出撃した艦の多くが戦没した作戦の際に損傷で修理していることが多く、出撃を免れたために生き残ったという面もある。
僚艦でありキスカ島で響を守った「暁」や、響の目の前で沈んだ「電」とのカップリングが捗るな!
戦後、ソビエトに賠償艦として引き渡されたが、あのロシア人に「信頼」という意味の「ヴェールヌイ(Верныйヴィェールヌィ)」という名前を付けられた。
その後「デカブリスト(Декабрист)」(「十二月党員[1]」の意味) と改名。1953年2月20日に老朽化から除籍され、ロシアにて解体され、一生を終えた。
……と長らく日本では思われていたが、最近の研究で、1970年代にウラジオストク沖にて標的艦として沈められたということが明らかになった。
ちなみに、海上自衛隊の音響測定艦としてひびき型が就役しているが、こちらは関門海峡の響灘に由来するとのこと。
司令官、艦これでの概要を。
大きいお友達に大人気の暁型駆逐艦の次女。
涼し気な眼差しに、氷を思わせるような透明感ある白髮がとってもキュート。大きくなったらきっとすごい美人になる……え、むしろ小さいままのほうがいい? 憲兵さん、こいつです。
史実に基づいたキャラ付けがなされており、上記のようにソビエトと縁のある彼女はロシア語キャラとなっている。普段はクールだけど出撃となると静かに燃える性格で、得意の夜戦に突入すると思わず「ウラー!!」と叫びだす。クールな響もいいけれど、時折見せる熱い表情もたまらなく可愛いのだ!
ゲームでの性能を見ると、彼女の属する暁型は駆逐艦の中ではスペックは低め。他にいくらでも使い勝手の良い艦娘は居るのだが、可憐なルックスから彼女らを愛好するプレイヤーは少なくない。姉妹艦である暁型4隻を揃えた艦隊はおそろいの制服で統一感もあって稀に見る愛くるしさ。もうロリコンでいいや。
ちなみに暁型4隻を揃える任務(クエスト)も存在する。ネームシップである暁の出現率が低めに設定されている?
提督のことは他の暁型姉妹と同様に「司令官」と呼んでいるので、二次創作をする際には注意だ。
スターリン書記長も廃課金で響を育てている模様(関連動画参照)
もちろん俺氏提督も一撃でフラッグシップ戦艦を落としてくれる響を溺愛してます、ハラショー!
Верный(ヴェールヌイ)の名は伊達ではないよ
「私の最後の名はВерный(ヴェールヌイ)だ…до свидания(ダスビダーニャ)」
2013年9月4日、運営の「駆逐艦初の二段目改造が1艦に対して実装」の告知に提督達は揺れた。
その栄誉を受けるのは、どの艦になるのかを提督達は予想し合ったが、史実で大幅な改造が行われた駆逐艦(時雨、雪風 等) 、全艦屈指の圧倒的な武勲を挙げた駆逐艦(綾波、夕立 等)が挙げられることが多かった。
そして2013年9月11日のメンテナンス明けに実装されたのは「ソ連艦となった後の響」、即ちВерный(ヴェールヌイ)であった。
「中華民国艦となった雪風 = 丹陽」を想像した提督はニアピンだったといえる。
Lv70で改造可能。ソ連製装備を資料が無いから実装していないため、改造直後は丸腰だが、太平洋戦争を生存した艦として運のステータスが20へと向上している。
新実装ということもあって、9月11日以降は響を旗艦にレベルアップを繰り返す提督が急増した。
その新生響ことヴェールヌイの姿はというと、服装が白をベースとしたものへと変わり、台詞も一部差し替えられている。
ステータスは駆逐艦最強と言われる島風・雪風両者と同レベルの飛びぬけた性能を持っている。装甲と火力は両者に少し劣るものの耐久と索敵は勝り、対潜能力は1.5倍近い値。
レベル20の改で早速その性能に達する島風・雪風と違い、レベル70と道のりはとても長く険しいが、元となる響を入手すること自体は島風雪風に比べて非常に楽。レベル70なんて愛着があれば屁でもないだろう。
だが、やはり一番の変化は頭身が増え、大人びた点であろう。前述のページ編者の予想通り美人へと成長してくれて嬉しいところ。まったく、駆逐艦は最高だぜ。
一方、第六駆逐隊の暁型の子らと並べると一人だけが成長している様を見ることとなるため、史実再現とはいえ涙腺が緩くなる事は請負いである。
ただ、史実通りとはいえ改造すると第六駆逐隊からひとりだけ仲間はずれになるような格好にもなるため、響をヴェールヌイに改造することに抵抗感を覚える提督もいる。もっとも艦これの響自身は台詞にロシア語が混ざるところや轟沈時の台詞などからしても、ヴェールヌイとしてロシアで過ごしたことを否定的に捉えているわけではなさそうである。改造する・しないはもちろん提督個人の自由であるし、「響」と「ヴェールヌイ」を両方育てたって良いわけであるから、あまりそのことで喧嘩はしないように。
余談だが、編成画面では全角文字3つしか表記できないことから『Вер』しか表示されない。
そのため、一部の提督では英文字として呼んだ“別府(Bep)”ちゃんというニックネームが生まれている。
書記長の本気を見るのです!
※"Вер"はキリル文字表記であり、ラテン文字では"Ver"に相当する。“別府(Bep)”ちゃんがあんまりだと思う提督は“ヴェル(Ver)”ちゃん、もしくは"ベルちゃん"(公式4コマでの呼称)と呼んであげよう。
ファミ通コミッククリアにて連載されている公式四コマ第13話では、響が突然「ヴェールヌイ」になったことから始まる第六駆逐隊の物語が綴られている(暁曰く「目が覚めたら響がロシアの子になっていました。」)。
加賀曰く、「艦の記憶が急に戻ったのかもしれない…」とのことだが…
お疲れ…この静画は少し恥ずかしいな…。
「響」時代
「Верный」時代
Хорошо(ハラショー)…この関連動画は力を感じる。
ほぅ、これはいい関連商品だな…Спасибо(スパスィーバ)
関連コミュニティか。いい響きだな。嫌いじゃない。
不死鳥の秘密は、関連項目にもあるんだよ。
- 艦隊これくしょん~艦これ~
- 第六駆逐隊
- 雪風(艦これ) - 響と同様終戦まで生き残り、賠償艦として中華民国に引き渡された
- 潮(艦これ) / 霞(艦これ) - 終戦間際に数少ない生き残り組として響とともに第七駆逐隊を編成した
- ウラー
- 響(Pixiv辞書)
- Эскадренный миноносец Верный
ロシア語サイト
- ダイバーが撮影した海底で眠る響 Верный
ロシア語サイト
脚注
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E9%9F%BF%28%E8%89%A6%E3%81%93%E3%82%8C%29
読み:ヒビキ
初版作成日: 13/07/14 17:23 ◆ 最終更新日: 13/11/16 11:59
編集内容についての説明/コメント: 静画整理
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