面接官が就活生の対応能力を試すために、わざと否定的な態度をとったり、意地悪な質問をしたりする「圧迫面接」。そんな面接にいつかあたってしまったらどうしようと、戦々恐々としてはいませんか? そこで実際にどんなことを聞かれ、どんなふうに対処したのか、内定した先輩たちに聞いてみました。
Q.圧迫面接を体験したことがありますか?
ある...23.0%
ない...77.0%
Q.それは実際にどんなものでしたか?
●経歴や志望動機を否定される
・自分の研究の概要を話したら「君の研究は社会で何の役にも立ってないよね?なぜそんな研究をしているの?」と言われた。(女性/23歳/機械・精密機器内定)
・頑張ったエピソードを話したら「たいしたことないね」とばっさり切り捨てられた。(女性/23歳/生保・損保内定)
・志望理由をかなり厳しく聞かれ、いくら話しても納得できない表情をされた。(女性/21歳/団体・公益法人・官公庁内定)
●「うち、こないほうがいいよ?」と言われる
・「本当にうちでしかできないの?」、「君のしたいことは○○でもやっている。そっちのほうがいいんじゃない?」など。(男性/24歳/医薬品・化粧品内定)
・「うちはキツイぞ。来ないほうがいいと思うけど?」と責められた。(男性/21歳/商社・卸内定)
●答えたことに対して質問攻め
・質問に対して答えると、とにかく「なぜそう思った?」と追求される。(男性/22歳/電機内定)
・ある事柄についての対応策を答えると、「それでもできなかったら?」とさらに質問され、答えたらまた「それでもできなかったら?」と聞かれた。(女性/22歳/団体・公益法人・官公庁内定)
●第一希望じゃないと責められる
・「弊社は第一希望?」と聞かれ「第一希望群です」と答えたら、「ここに入りたいという強い気持ちがなくて、会社で働けると思いますか」など質問攻めにされた。(女性/25歳/医薬品・化粧品内定)
・いきなり「第一志望じゃないよね?」と言われ、どんなに説明しても納得してもらえなかった。(女性/22歳/建設・土木内定)
●面接がお説教の場に......
・将来的に必要な資格について調べていなかったことで集団全員が怒られ、なぜ調べないのか、それを踏まえどうする気なのか詰問された。(女性/22歳/マスコミ・広告内定)
・「君さぁ、なんで内定もらえないかわかる?」「働きたいっていう情熱が伝わってこないんだよねぇ」とやたら説教をされて終わった。(女性/22歳/情報・IT内定)
●反論&スルーで切り抜けた猛者も
・「この業界ではあなたの学歴は活かせないのになぜ受けたの? こっちも時間の無駄です」と言われて、思わず「経験をもとに努力を続け、少しでも貢献していきたいと思っています。それとも業界の人事部育成学科をご卒業なさったのですか」と笑顔で返してしまった。その面接は通過したが、丁重に辞退させていただいた。(女性/22歳/生保・損保内定)
・否定的な言葉が多かったが、営業業務がある会社のため、ストレス耐性を見ているのだと思ったので、辛くはなかった。(男性/23歳/運輸・倉庫内定)
・「あなたは営業には向かない」などと言われたが、試しているという意図的なものを感じたので、怖じ気づかず元気よく反論した。(女性/21歳/不動産内定)
いろいろなパターンがありますね。ただこうした体験の中には、面接官が学生の考えの深さを知るために細かく突っ込みを入れているだけで、圧迫面接ではないケースも多々あるようです。
こんな質問に対応するには、面接に臨む前にしっかりと準備を行い、就活について普段から深く考え、自分なりの回答をシミュレーションすること。そして見事に切り抜けた先輩たちのように、堂々と対応し、もし反論できなくなった時はそれを素直に認めることも大切です。
文●鈴木恵美子
調査期間:2013年11月
アンケート:フレッシャーズ調べ
集計対象件数:19~29歳までの内定者男女348件(インターネットログイン式アンケート)