〔金利マーケットアイ〕国債先物は円安受け軟調、日銀総裁会見の反応は限定
[東京 21日 ロイター] -
〔金利マーケットアイ〕
<16:35> 国債先物は円安受け軟調、日銀総裁会見の反応は限定
国債先物は東証夜間取引で軟調。中心限月12月限は一時144円70銭と日中終値(144円77銭)を下回った。
欧州取引時間に入り、為替市場でドル高・円安が進行。これを受け、国債先物に海外勢などから売りが先行している。黒田東彦日銀総裁の会見内容が伝わったが「想定された内容にとどまった」(証券)として、反応は限られている。
<15:25> 翌日物の加重0.07%半ばか、共通担保資金供給は札割れ
無担保コール翌日物の加重平均レートは0.07%台半ばと前日(0.075%)並みの水準になる見通し。資金需給は国債発行要因で不足地合いとなり、朝方は地銀などから0.07%付近で調達意欲がしっかりと示される場面もあったが、調達ニーズは限定的。取り一巡後は一部0.065%でも取引された。前日同様に試し取りが一部で観測された。日銀が実施した共通担保資金供給(全店、固定金利方式)は30回連続の札割れ。資金余剰感から応札需要は限られた。
ユーロ円3カ月金利先物は小動き。中心限月2014年9月限は前日清算値比変わらずの99.790。
<15:10> 国債先物は続落で引け、長期金利0.625%に上昇
国債先物中心限月12月限は前日比14銭安の144円77銭と続落して取引を終えた。10月29日─30日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録や米当局者の発言を受けて、米緩和縮小(テーパリング)時期の前倒しリスクを意識。円安・株高・米金利上昇への警戒から、売りが優勢となった。日銀は金融政策決定会合で、現行の金融政策維持を全員一致で決定したが、相場の反応は限られた。
現物市場は軟調。現物長期・超長期ゾーンに国内勢の押し目買いが観測されたが、22日の流動性供給、26日の40年債と続く国債入札を控え、上値を買い上がる動きは限られた。10年最長期国債利回り(長期金利)は同1.5bp高い0.625%に上昇した。
<14:10> 国債先物は下値模索、引け間際の売りに警戒する声も
国債先物は下値模索。中心限月12月限は一時16銭安の144円75銭と日中安値を付けた。10月29日─30日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録などを受けて、米緩和縮小(テーパリング)の前倒しリスクを意識。ドル高(円安)・株高・米金利上昇への警戒感から、短期筋が過剰なリスクを落とす動きが出ている。
相場下落局面で、長期・超長期ゾーンに地方投資家や年金勢などの押し目買いが観測されていることから、国債先物は下げ渋る場面がみられている。しかし、前週末15日の相場では、引け間際に投機筋からのまとまった売りで、急落する場面があっただけに「きな臭さも感じる相場展開」(国内金融機関)との声もある。
<12:33> 国債先物は小動き、日銀は現行政策維持を決定
国債先物中心限月12月限は前日比7銭安の144円84銭と午前終値(144円82銭)をやや上回って取引が始まったが、その後は小幅な値動きにとどまっている。
日銀は21日の金融政策決定会合で、現行の金融政策の維持を全員一致で決めた。また景気の現状判断を「緩やかに回復している」とし、従来判断を据え置いた。
市場では、想定されていた内容で「マーケットにとってノーサプライズ」(国内証券)と受け止められている。
<11:15> 翌日物は0.07%中心、レポGC高止まり
21日午前の短期金融市場では、無担保コール翌日物は0.07%中心での取引。主な取り手は地銀、信託など。国債発行要因で不足地合いとなったが、資金を取り急ぐ動きはなかった。レポ(現金担保付債券貸借取引)GCのT+1レートは高止まり。ユーロ円3カ月金利先物は閑散。
<11:05> 国債先物は続落で前引け、長期金利0.620%に上昇
国債先物は続落で午前の取引を終えた。前日の米債安、急速な円安/株高を材料視し、短期筋の利益確定売りが優勢になった。もっとも、好需給に変わりはなく、前日同様に下値には買い戻しが入り、底堅さもみせた。現物債は中期ゾーン以降の利回りに上昇圧力がかかった。銀行勢を主体とした益出し観測がみられた。ただ、先物と同じように押し目買いが入ることで、利回りの上昇幅は抑制された。
国債先物中心限月12月限の前引けは、前営業日比9銭安の144円82銭。10年最長期国債利回り(長期金利)は同1bp上昇の0.620%。
<10:02> 国債先物が下落幅拡大、リスクオンモード
国債先物が下落幅を拡大。足元の12月限は前営業日比11銭安の144円80銭近辺で推移。市場では「リスクオンモード。前日の米債安、急速な円安/株高を材料視し、短期筋の売りが優勢になっている」(国内金融機関)との指摘があった。先物主導で中長期ゾーンでも益出し観測がある。10年最長期国債利回り(長期金利)は同1.5bp上昇し0.625%での取引。
<09:25> 20年債利回りに上昇圧力、銀行勢の益出し観測
20年債利回りに上昇圧力。足元の20年146回債利回りは前営業日比1bp高い1.495%で推移。市場では「円安/株高を手掛かりに銀行勢などからの益出しが優勢。前日の日銀オペ後に押し目買いが入り、金利が低下していた反動の面もありそうだ」(国内証券)との声が聞かれた。
財務省が21日に発表した11月10日―11月16日の対外及び対内証券売買契約等の状況(指定報告機関ベース)によると、対外債券(中長期債)投資は3499億円の資本流出超、対内債券(中長期債)投資は258億円の資本流入超となった。また、対内短期債投資は5300億円の資本流出超となった。市場では「対外債券投資を米債と仮定すると、金利水準が上がり、相場が比較的落ち着いていたことによる国内勢の買いではないか」(同国内証券)との見方が出ていた。
<08:48> 国債先物は続落で始まる、米債安受け利益確定売り
国債先物は続落でスタート。12月限の寄り付きは前営業日比6銭安の144円85銭。市場では「前日の米債安の流れを引き継ぎ軟調地合いで始まった。短期筋からの利益確定が先行している」(国内金融機関)との見方が出ていた。もっとも、好需給に変わりはなく、前日同様に下値には買い戻しも入り、底堅い展開となっている。
20日の米債券市場では、同日発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、資産買い入れを終了した後も連邦準備理事会(FRB)は数年間にわたり政策金利を超低水準に据え置くとの見方が確認され、短期債と長期債の利回り格差が拡大した。米10年債利回りは2.80%を付け、前日終盤時点の2.71%から上昇し、9月18日以来の水準となった。
<08:33> 翌日物は0.07%中心、地銀・信託などの資金需要
無担保コール翌日物は0.07%中心で取引されている。主な取り手は地銀、信託など。大手行は0.065%ビッド。市場では「0.072%の取りが目立つ。地合いは前営業日から大きな変化はみられない」(国内金融機関)との声が聞かれた。
日銀によると、朝方の金融調節を見送った場合、当座預金残高は99兆円、準備預金残高は78兆4000億円程度となる見込み。
<07:15> 翌日物0.07%中心か、当預残は99兆円程度見込み
無担保コール翌日物は0.07%を中心に取引される見通し。21日は国債発行要因で資金不足地合いとなる。日銀の当座預金残高は前日比1兆円程度の減少が見込まれている。朝方は地銀・信託などからの調達意欲がしっかりと示される可能性があるが、資金余剰感が強く、調達一巡後は落ち着いた展開が予想される。「20日同様に0.07%付近からのスタートになるのではないか」(国内金融機関)という。
20日の加重平均金利(速報ベース)は、前営業日比0.001%上昇の0.075%だった。
日銀が朝方の金融調節を見送った場合、当座預金残高は20日に比べて1兆円減の99兆円程度になる見込み。残り所要積立額は9200億円。
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