〔外為マーケットアイ〕ドル100.80円付近、4カ月ぶり高値圏 日銀総裁会見には反応薄
[東京 21日 ロイター] -
〔外為マーケットアイ〕
<16:29> ドル100.80円付近、4カ月ぶり高値圏 日銀総裁会見には反応薄
ドル/円は100.80円付近。円売り地合いが続いており、4カ月ぶりの高値圏で推移している。一時100.85円まで上昇した。
こうしたなか、黒田東彦日銀総裁の会見での発言が伝わってきているが、相場に目立った反応は出ていない。
黒田総裁は日本経済について、2%の物価安定目標実現に向けた道筋を順調にたどっている、との認識をあらためて示した。
<15:11> ドル100.83円まで上昇、ストップ巻き込み上げ加速 7月22日以来の高値
ドル/円は100.68円付近。欧州勢が参入する時間帯に入って円売りの動きが強まり、一時100.83円まで上昇、7月22日以来の高値をつけた。
ストップを巻き込んだことで上げが加速した。
<14:41> ドル100.43円付近、米10年債利回り2.8%付近で推移
ドル/円は100.43円付近。日経平均株価 が堅調に推移するなか、しっかりとした動きになっている。
米10年債利回り が2カ月ぶりの高水準となる2.8%付近で推移していることも意識されている。日本時間の午前には一時2.815%まで上昇した。
市場では「目先は9月11日高値100.62円を超えられるかどうかだが、焦点は7月8日高値101.54円を突破できるかどうかだ。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を受けても株高になっている状況を踏まえると、上を目指しやすいと言えるだろう」(外資系証券)との声が出ていた。
<13:33> ドル100.37円付近、日米CPI逆転は一過性か
ドル/円は100.37円付近。市場の一部では、きのう発表された10月の米消費者物価(CPI)上昇率が9月の日本のCPIを下回ったことが話題になっているが、大手邦銀関係者は「長くは続かないだろう」と冷めた見方をしている。 日本の物価上昇率が米国の物価上昇率を上回り続ければ、購買力平価の観点から円安圧力がかかりやすくなるが、この関係者は「日本のCPIは円安で輸入価格が上がって上昇しているというのが実態だ」と指摘。このため「円安がピークアウトしたのは今年5月なので、来年の5月以降はその効果がはがれてCPIが落ちてくるとみるのが自然だ」との見方を示した。
<12:17> ドル100.37円付近、日銀政策据え置き決定に反応薄
ドル/円は100.37円付近。日銀が現行の金融政策を据え置いたと発表したが、相場の反応は薄い。
日銀は20─21日の金融政策決定会合で、資金供給量(マネタリーベース)を年間60兆─70兆円増やす金融政策の維持を全員一致で決めた。
現行の資産買い入れ方針も継続する。
<11:17> ドル100.37円付近、上げ材料そろいドルロング再構築
ドル/円は100.37円付近。日経平均株価 の堅調推移のみならず、タカ派的な米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録、米10年債利回り の上昇と上げ材料がそろう形となり、ドル/円が押し上げられた。11月のHSBC中国製造業PMI速報値は前月を下回ったが、影響は限定的。
10月29─30日のFOMC議事録では、経済の伸びによって正当化されれば、今後数回の会合のいずれかで資産買い入れ縮小を決定できると一部のメンバーが認識していたことが明らかになった。あおぞら銀行・市場商品部、為替マーケットメイク課長の諸我晃氏は「12月にテーパリング(緩和縮小)が開始される可能性が少し高まった」と話している。
そのうえで、諸我氏は「1回下を見た後に日経平均がけっこう戻ってきているので、とりあえず(ドル/円の)ロング作りを進めている印象」と指摘。ドル/円は9月11日の高値100.62円を超えると101円を目指す展開になるとみている。
<10:49> 豪ドル下落、中国PMI速報値は前月を下回る
豪ドルが売られている。対円 では93.25円まで下落した。11月のHSBC中国製造業PMI速報値が50.4となり、前月の50.9を下回ったことが嫌気されている。
<09:50> ドル100.49円まで上伸、株の堅調推移で9月11日以来の高値
ドル/円が上伸。100.49円まで上昇して9月11日以来の高値をつけた。日経平均株価 が200円を超す上げ幅になっていることで押し上げられた。ストップロスを巻き込んで上げ基調を強めている。
前日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(10月29─30日)で早期の緩和縮小が意識され、朝方からドル買いが散見されている。
<08:55> ドル100.19円付近、株価重く調整の円買いへの警戒も
ドル/円は100.19円付近で強含み。
前日のニューヨーク市場では米10年債利回り が上昇基調を強める一方、ダウ工業株30種平均 は下落。ドル/円は明確な方向感が出なかった。
10月米小売売上高が市場予想を上回ったのに続き、10月29─30日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録では、経済の伸びによって正当化されれば、今後数回の会合のいずれかで資産買い入れ縮小を決定できると一部のメンバーが認識していたことが明らかになった。タカ派的なFOMC議事録は株安につながった。
国内金融機関の関係者は「米金利の上昇でドル/円には押し目買いが入りやすいが、今週は株が重い。目先は調整目的の円買いに警戒すべきだ」と話している。
<08:30> ユーロ134.59円付近、前日は上下に荒い値動き
ユーロ/円は134.59円付近。前日は荒い値動きとなった。
20日、東京時間朝方にバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長のハト派的な講演内容が伝わると、ユーロ/ドルの上昇につれてユーロ/円は135.95円まで上昇、2009年10月以来の高値をつけた。
しかし、海外時間には欧州中央銀行(ECB)が中銀預金金利のマイナスへの引き下げを検討しているとの報道でユーロが幅広い通貨に対して売られた。米国株安でユーロ/円の下げに拍車がかかり、134.12円まで下落した。
市場では「米国要因という『敵失』で上昇していただけにメッキがはがれる格好になった。ただ、ECBの利下げにもかかわらず、株高基調でユーロは高値をとってきた。ずるずる下落する展開は見込みにくい」(国内金融機関)との声が出ている。
<07:57> きょうの予想レンジはドル99.50―100.50円、底堅い推移を予想
ドル/円は100.05円付近、ユーロ/ドルは1.3439ドル付近、ユーロ/円は134.45円付近。
きょうの予想レンジはドル/円が99.50─100.50円、ユーロ/ドルが1.3390─1.3490ドル、ユーロ/円が133.80─135.10円。
きょうの東京時間はドル/円が底堅く推移しそうだ。米国株安を引き継ぐかたちで日経平均株価 が下落すれば圧迫されやすいが、「99円半ばでは買いが入ると予想される」(国内金融機関)という。
きょうは日銀金融政策決定会合の結果発表や黒田東彦日銀総裁の会見が予定されている。会合結果公表後に円買いに振れる可能性があるものの、足元で追加緩和期待の高まりはなく、ドル/円の下落は持続しないとみられている。11月のHSBC中国製造業PMI速報値も注目されている。
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