〔株式マーケットアイ〕日経平均・日足は「中陽線」、短期的には過熱シグナルも

2013年 11月 21日 15:48 JST

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［東京　２１日　ロイター］ -

〔株式マーケットアイ〕

＜１５：４５＞　　日経平均・日足は「中陽線」、短期的には過熱シグナルも

日経平均の日足は、上下に短いヒゲを伴う「中陽線」。１８日の直近高値（１万５２７３円６１銭）を上抜き、１１月１１日を起点とする上昇相場が継続中であることを確認する形となった。東証１部の売買代金は３日ぶりに２兆円を超え市場エネルギーも回復している。すでに三角もち合いの上放れが鮮明となっているため、基本的には５日移動平均線（１万５１７９円６９銭＝２１日）を支持線とする上向きトレンドが有望だろう。ただ複数の指標で過熱シグナルが出ている。終値と２５日移動平均線とのかい離は５．４％と過熱のメドとされる５％を超えた。またＮＴ倍率は１２．３２となり、５月２７日に付けた１２．２５を抜いて過去１０年間で最高水準に達している。日経平均だけが特殊要因で上昇している可能性もあり、目先の反動安は警戒すべきだ。

＜１５：１０＞　新興株式市場はしっかり、東証マザーズは8日続伸

新興株式市場はしっかり。日経ジャスダック平均は続伸、東証マザーズ指数は８日続伸となった。バイオ関連株はまちまちだが、ネット関連株はしっかり。市場では「日経平均が大幅高となり、個人投資家の多くは１部市場に向かってしまった。新興株自体としては方向感に乏しい」（国内証券）との声が出ていた。Ｍ＆Ａキャピタルパートナーズは上場２日目で公募価格の約３．３倍となる初値１万円を付けた。

＜１４：０４＞　日経平均は堅調維持、通信株が売買代金上位に

日経平均は堅調をキープ。１万５３００円付近で推移している。

東証１部の売買代金ランキングでは、ソフトバンクが首位、ＫＤＤＩも上位となっている。「好業績の内需銘柄の代表格として、通信セクターのソフトバンク、ＫＤＤＩが売買代金を非常に集めて強い動きになっている」（松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリスト）との声が出ている。

＜１３：１２＞　日経平均は堅調もみあい、日銀金融政策の現状維持に反応薄

日経平均は堅調もみあい、１万５３００円付近の水準を維持している。市場では「日銀金融政策の現状維持で後場はやや売りが先行したが、すぐに戻す展開でネガティブには反応していない。ＨＳＢＣ中国製造業ＰＭＩの低下を受けたアジア株安の方が重しになっている」（準大手証券）という。

＜１１：０２＞　日経平均は堅調持続、先物主導で一時300円超す上げ

日経平均は堅調持続、１万５３００円台前半で推移している。先物主導で上げ幅は一時３００円を超えた。市場では「信用取引の高値期日がほぼ通過し、需給が改善したところで為替が円安に振れ、上方への値幅が出やすくなっている」（中堅証券）との声が出ていた。

＜０９：４５＞　日経平均は250円高、約半年ぶりに1万5300円台を回復

日経平均は一段高。上げ幅は前日比２５０円を超え、取引時間中として約半年ぶりに１万５３００円台を回復している。「米株は下落したものの、米金利上昇でドル高・円安に振れているうえ、対内株式投資で海外勢が日本株を大幅買い越していることが明らかになり、好感されている」（立花証券・顧問の平野憲一氏）という。

＜０９：２３＞　寄り付きは反発、円弱含みで輸出株に買い先行

寄り付きの東京株式市場で日経平均は反発。上げ幅は１００円を超えた。前日の米国株は下落したものの、為替が１ドル１００円２０銭付近とやや円安に振れたことから電機、自動車などの輸出株に買いが先行した。機械、銀行などもしっかり。寄り前に財務省が発表した１１月１０日─１１月１６日の対内株式投資は１兆２９４９億円の資本流入超となり今年２番目の大きさとなった。株式等の軽減税率廃止に伴う個人の売りを海外投資家が吸収している構図が再確認され買い安心感につながった。

＜０８：３８＞　　寄り前の板状況、主力輸出株は売り買いきっ抗

市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車、ホンダ、キヤノン、ソニー、パナソニックなど主力輸出株の売り買いがきっ抗している。指数寄与度の大きいファーストリテイリング、ファナックは買い優勢となっている。

銀行株では、三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループがやや買い優勢、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループは売り買いきっ抗している。

（ロイター日本語ニュース　金融マーケットチーム　E-mail：scoopeqt@thomsonreuters.com　電話：03-6441-1787）

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