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「孫正五って誰」 亀田を追い詰めた挑戦者は韓国で無名だった?

サーチナ 11月20日(水)11時56分配信

 世界ボクシング協会(WBA)バンダム級タイトルマッチで亀田興毅と対戦した同級14位の孫正五(韓国)について、韓国メディアは試合前に「孫正五って誰?」と題した記事を報じていたことが分かった。王者・亀田からダウンを奪い圧迫し続けた挑戦者は、韓国でもあまり知られていないボクサーだったようだ。

 孫は2000年にデビュー。01年に行われた新人王戦でチャンピオンに輝いた。元WBCライトフライ級チャンピオンの崔堯森(チェ・ヨサム)のスパーリングパートナーでもあった。フライ級、スーパーフライ級、バンダム級の3階級で韓国チャンピオンに輝いたが、07年に家計の事情により競技生活から引退。09に復帰し、現在は韓国唯一の世界トップクラスに食い込むボクサーとなった。

 韓国メディアによると、孫は05年にフィリピン選手と対戦した際、1ランド目で決定的なパンチを食らい、意識のない状態で10ラウンドまで戦ったというエピソードがある。日本での遠征試合では、相手選手に肋骨を折られるも、13日後にはタイで行われたタイトル戦に出場したという。

 韓国ボクシング界は、2007年7月に池仁珍(チ・インジン)がWBC世界フェザー級王座をはく奪されて以降、世界王者がいない。名誉を回復したい韓国は、今回のタイトル戦に注目。バンダム級に限れば、24年ぶりに王者が誕生するとして孫への期待は高まっていた。

 試合後、判定負けを不服とする孫正五陣営は、WBAに提訴する考えを明らかにした。(編集担当:新川悠)

最終更新:11月20日(水)16時56分

サーチナ

 
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