核燃料入り容器 輸送を終える 福島11月21日 18時16分
東京電力福島第一原子力発電所4号機の使用済み燃料プールから取り出された22体の核燃料を入れた最初の輸送用の容器が21日午後、共用プールと呼ばれる敷地内の施設に運ばれました。
22日以降、燃料を容器から取り出してプールに収めると、今回の燃料取り出しの1回目の作業が完了します。
福島第一原発4号機の燃料プールに保管されている使用済み燃料1331体を含む、合わせて1533体の核燃料の取り出しは、今月18日から始まりました。
21日は、未使用の新しい燃料22体を入れたキャスクと呼ばれる輸送用の容器が、午後1時すぎにトレーラーで4号機の建屋から出され、10分余りかけて共用プールという別の施設に運ばれました。
トレーラーは白い乗用車に先導され、複数の作業員が見守るなか、人が歩くくらいのゆっくりとしたスピードで進み、共用プールには、バックしながら、キャスクを乗せた荷台のほうから入りました。
キャスクは、その後、共用プール内でトレーラーから降ろされ、21日の作業を終えました。
今月18日から始まった燃料の取り出し作業で、4号機の建屋から燃料を入れた容器が運び出されたのは初めてです。
22日以降、プール内でキャスクから燃料を取り出して燃料を収めるラックに移す作業が行われ、すべての燃料を移し終えると、今回の燃料取り出しの1回目の作業が完了します。
その後、1回目の作業に問題や課題がなかったか検証し、2回目の取り出し作業を始めることにしています。
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