2013年11月21日13時45分
特定秘密保護法案の修正協議で、与党と合意した日本維新の会は21日午前、幹部会で対応を協議したが、「後退している」などと批判が相次ぎ紛糾した。与党は25日に衆院国家安全保障特別委員会で、26日に衆院本会議でそれぞれ可決させる日程を想定するが、維新の松野頼久・国会議員団幹事長は幹部会後、「25日の採決は応じられない。充実審議を行うべきだ」と表明。片山虎之助・国会議員団政調会長も「会期延長か継続審査すればいい。ちょっと拙速だ」と批判した。
維新は、秘密指定できる行政機関の絞り込みや秘密の原則公開を訴えたが、20日の修正協議で与党側に大幅に譲歩し、微修正のままで合意した。維新国会議員団は22日に部会と臨時総務会を開いて話し合う。
21日の幹部会では、交渉を担当した藤井孝男・国会議員団総務会長が修正合意の内容を説明。出席者からは「第三者機関は約束通り設置されるのか」「採決を急ぎすぎている」と批判の声が相次いだ。
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