【楽天】星野監督、マー移籍“容認”「本人が納得する形を選べばいい」

　【台中（台湾）２０日】楽天・星野仙一監督（６６）が２０日、エース・田中のポスティングシステム（入札制度）を使ったメジャー移籍について「本人が納得する形を選べばいい。ここまで頑張ってくれたんだから」と“容認”する考えを明かした。

　アジアシリーズ準決勝で敗退してから一夜明け、チーム本隊と離れ、一足先に帰国の途に就いた。ようやくシーズン全試合の日程が終了。「やっと終わったな」と安どの表情を浮かべたが、その目はすでに来季へと向かっている。田中の去就いかんで戦力も大幅に変わる。「周りが騒いでも、一番影響を受けるのは俺なんだから」。もちろん残留することが一番。まだ球団も本人も明確な姿勢を見せていないが、どちらにせよ田中の意思を尊重する構えだ。

　田中を含むチームは２１日に帰国する。早ければ２２日にも球団側と話し合いの場が設けられるが「俺は何も話していない。俺が言うことじゃないし、タッチしない」と指揮官。黙って、行方を見守っていく。