HI-C復刻版を飲んで思う懐かしさと販売戦略のかみ合わなさ
公開日:
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最終更新日:2013/11/20
おかいもの
どのメーカーということなく、
「メローイエロー」「はちみつレモン」など、
懐かしいジュースの復刻版がたまに登場しますよね。
これは明らかに、今の消費者の中で最も人口比率の高い、
団塊ジュニアの「懐かしさ」につけこんだ商法なわけで、
まんまと自分なんかはそれにひっかかって、買ってしまうわけです。
メローイエローを飲めば、
当時まだ田舎の団地には目新しかった、コンビニエンスストアで
初めて買ったときの気持ちを思い出し、
「これって今でも定番でいけるんじゃないの?」と思い、
はちみつレモンを飲めば、
夏休みの部活帰り、部活中は水を飲むことを禁止されていたこともあって、
自販機で友達と一緒に買って飲んで、めちゃくちゃおいしかった
思い出がよみがえり、今飲んでもうまいなと思うわけです。
で、今回は「HI-C(ハイシー)」です。
HI-Cは、先ほど例示した2とは決定的な違いがあります。
それは、ブームになった記憶がないということ。
どちらかというとHi-Cは定番のフルーツジュースでした。
「HI-Cオレンジ」「HI-Cアップル」は、
コカコーラ社のジュースを扱っているお店でジュースを注文すると、
迷うことなく出てきたジュースで、積極的にHI-Cを飲みたいと思って
飲んだものではなく、なんとなく普通にあったジュース、そんな印象なのです。
久しぶりに飲んでも、その感じは一緒。
果汁が20%なのは清涼感を出すためらしいですけど、
100%果汁のジュースに慣れてしまった今となっては、
名古屋の言葉でいうところの「しゃびしゃび」のオレンジジュース、昔の印象のままでした。
そういえば…HI-Cっていつの間に姿を消してしまったのでしょう。
「ハイシー」といったら、
武田薬品工業の「HICEE」の方を思い浮かべてしまうほどに、
HI-Cの存在感はありません。
それもそのはず、
今コカコーラ社の清涼感のある果汁ジュースといえば、
「Qoo(クー)」
その果汁は25%です。
Qooの売り文句は、
「やさしい酸味の『子どもの喜ぶ味』の低果汁飲料」
つまりです。
この「低果汁飲料」というのは、そもそもが子ども向けのものであり、
それがかつてコカコーラ社は
「HI-C」ブランドであったと。
それを子どもの頃に飲んでいた団塊ジュニアが、
まあ、懐かしさにこの「HI-C」復刻版を買うわけですが、
味が子ども向けなわけですから、
懐かしいとは思えても、メローイエローやはちみつレモンのように
「これは今飲んでもおいしいわ」「復刻版のあるうちにもう一度買おう」には
なりにくいですよね。
しかも「Qoo」があるので、
今の子どもたちは「HI-C」を買う理由がありません。
HI-Cがスーパーで投売りされる日は、近いかも。
でもやっぱりこのパッケージは懐かしいですし、
ペットボトルであることに違和感を感じずはいられませんね。
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