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カウンター越しに「脱原発」――。社民党の福島瑞穂党首が27日夜、東京・高円寺のバーで「一日ママ」を務め、止まり木の客に「脱原発」を訴えた。
毎週金曜日に首相官邸前で行われる原発再稼働反対の抗議行動は、高円寺で始まったデモがきっかけと言われる。福島氏は「本拠地」でのアピールに乗り出した。
エプロン姿の福島氏は、慣れない手つきでお酒を振る舞う一方、政府が提案した原子力規制委員会の同意人事案について「原子力ムラの人たちばかり。原発を推進するぞという国民への宣戦布告だ」と演説。「再稼働が既成事実化されていく」と応じる客もいた。