大阪府の松井一郎知事は20日の会見で、廃止や転用など今後の在り方について議論されてきた府立中之島図書館について、府教委や専門家らでつくる「府立中之島図書館のあり方検討タスクフォース」から図書館機能を維持し活用する案が示されたことを明らかにし、支持する考えを示した。
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松井知事が図書館機能を維持する考えを示した府立中之島図書館。現在は耐震工事中=20日午後、大阪市北区 |
同図書館をめぐっては、昨年6月の府市統合本部会議で橋下徹大阪市長が廃止、転用に言及し「美術館が雰囲気に合う」などと発言。府市都市魅力戦略推進会議などが活用策を議論し、今年8月から同タスクフォースが検討を進めていた。
タスクフォースの報告について、松井知事は「一挙に変えるというのではなく、図書館機能を堅持しつつ施設と周辺エリアをセットに魅力づくりをしていこうというもの。いい案を作ってくれた。そういう方向でできれば」と話した。
府が18日に公表した2014年度一般会計当初予算案の各部局要求には「15年4月に新たな機能でスタートするため重要文化財の建物の景観の魅力向上、図書館の快適性向上を図る」として同図書館環境改善化等事業費約4億円が計上されている。
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