社会
(馬毛島問題)防衛省が西之表市議に説明会
(鹿児島県)
米軍の訓練の移転先として種子島沖の馬毛島が検討されている問題で、防衛省は20日、西之表市で一部の議員に対し説明を行った。一部の議員の要請で行われることになった説明会は当初、議会の会議室で行われる予定だったが、市議会で反対の決議をしていることから議長が使用を認めず、会場を市民会館に変更しての開催となった。説明会には賛成、反対、中立の立場の議員6人が参加し、冒頭などを除き、ほぼ非公開で行われた。西之表市議会の丸田健次市議は、「賛成反対という気はなく、議員として多くの情報を得て市民のみなさんに伝えたい」と話し、瀬下満義議員は、「防衛省は、19世紀的な軍事力を使った平和を目指しているような、時代錯誤的な考えを持っているような印象を受け、あまり、防衛省の考えには賛成できないという考えが強くなった」と話した。一方、濱上幸十市議は、「昔から農業を中心に西之表の財政を復活させようという方針できたが、右肩下がり。国に任して、財政回復と自然回復を図って行くべき」と話した。説明に訪れた防衛省地方整備局の古屋剛課長は、「色んな意見も聞けたし、説明もきちんと出来て、大変意義深かった」と話した。防衛省では引き続き、地元の理解を得られるよう努めていきたいとしている。[ 11/20 19:01 KYT鹿児島読売テレビ]