まだ私がかけだしだった頃からの、長野在住の友達は、不幸にも二度「脳梗塞」に倒れた。
度々連絡はしているが、昨晩、気になりダイヤルを回した。
「おう!俺だ。生きてるか?」
「生きてる生きてる。」
「よかった、よかった。ちゃんと食べてるか?」
「食べてるよ。心配ない。」
「それより赤塚、お前はどうなんだ?」
「まぁ暇でもなく、忙しくもなく、そんなところだよ。」
「嫁さんはまだか?」
「俺のところへ来る物好きはいないよ。そんな事より身体を大事にしなきゃだめだぞ。」
「ああ!助かった命、大事にして日々を生きるよ。」
「そうだな…」
「時間が空いたら長野へ来いよ。赤塚の顔が見たい。」
「うん。また行くよ。大事にしてなきゃだめだぞ。死んだら会えなくなるからな。」
「わかった。」
二度の大病を経験したせいか、近頃、私の身体を心配してくれ、妙に優しくなった。
(自分の身体を大事にしろって!)
私も歳を重ねたせいだろうか…
人の優しさが心にしみる様になって来た。
ありがとう…
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