阪神からFA宣言した久保康友投手(33)が19日に残留交渉を行ったが、返事を保留した。貴重な先発右腕の流出は何としても避けなければならないが、球団内では「投げる哲学者」を魅了する慰留プランが練られている。
約30分間の話し合いで阪神側は、これまでよりも上積みした条件を提示。さらに、中村勝広GM(64)が「クローザーになったのが良かったのか。非常に迷惑をかけた」と頭を下げた。
これに対して久保は「高い評価をしていただいてありがたい。環境面を含め優勝できるチームか、などを総合的に考えて決断したい」とDeNAなど他球団との交渉を経て慎重に結論を出す意向を明かした。
久保の心をタテジマに引き戻すためには、もうひと押しが必要な情勢。そこで球団内では久保の性格や行動パターンを徹底分析した上で引き留め策を検討している。
まず最初は「調整方法の全権委任」だ。球団関係者が「久保は練習方法や休み方など独特の考え方を持っている」と明かすように久保は常に自分がベストの力を発揮するための方法を研究している。思い通りの投球をするための体の動きやボールの回転。マッサージを受ける際にはトレーナーに希望部位を筋肉名で指定し、練習でも「どんな状況でもきちんと投げられる準備をしておく必要がある」と、わざと荒れたマウンドや水に濡らしたボールを使用して投球練習をすることもある。
この研究熱心さから首脳陣も久保を「投げる哲学者」と呼び、信頼を寄せている。このため球団関係者は「首脳陣から指定された登板日に向けて球場に来る時間から休日、練習内容まで全部、自分で決められるようにしたらいい」と久保に全てを任せることがベストと考えている。
2つ目は“久保書庫”だ。試合前などの空き時間に久保は常に読書。このためチーム関係者は「久保が読みたい本を並べる場所を作ってはどうか。久保が選ぶ本なら、野球にプラスになるものも多いはず。若手が読めばプラスにもなる」とクラブハウス内に書庫を設置することを提案する。
進路決定に向けてあらゆる可能性を熟慮している久保の意向に応えるため、球団側も慎重に慰留プランを準備する。
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