ＪＲ問題で労組が改善策11月18日 07時31分
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ＪＲ北海道の労組の１つ「ＪＲ北海道労働組合」は、相次ぐ車両トラブルや検査データの改ざん問題について、社内での危機意識や情報の共有が不十分だったことなどが背景にあるとして、近く、改善策を経営側に提示する方針を明らかにしました。
これは「ＪＲ北海道労働組合」が１７日夜の会見で明らかにしました。それによりますと、相次ぐ車両トラブルやレールの検査データの改ざん問題について、組合員への聞き取りの結果、危機意識や情報が社内で十分に共有されず、安全を最優先する企業風土が欠けていたことが背景にあるとしています。特に、本社と現場の意見交換の場として実施されてきた「膝詰め対話」では、事前にリハーサルが行われたり、上司によって発言が制約されたりするなど、形骸化していたとしています。こうした実態を踏まえ、本社と現場で意見を交わすための新たな仕組み作りや、技術を継承していくため若手リーダーを育成する研修の実施などを盛り込んだ改善策をまとめました。ＪＲ北海道労働組合では、この改善策を近く、経営側に伝え、実現を働きかけていく方針です。