タッチスクリーン付きのノートパソコンを使っている際、ブラウザやOffice Word等のテキストを入力する際、スクリーンをタッチして入力欄にフォーカスをあててキーボード入力しようとすると、いちいちタッチキーボードが表示されてうざいと言う事はないだろうか。
タッチキーボードを無効化してしまうのも一つの手である。無効化するには、TabletInputServiceを停止し無効化すればよい。管理者権限のコマンドプロンプトで、
net stop TabletInputService sc config TabletInputService start= disabled
でサービスを止める事が出来る。再度有効にするには
sc config TabletInputService start= auto net start TabletInputService
で戻る。コンピューターの管理にあるサービスからも設定は可能だ。だが、最近、特にWindows 8が出てからはタブレット型にもノート型にもなるタイプも多数出てきているので、完全に停止してしまうとタブレット型にした際にこの様な方法で再度有効化するのは面倒である。
一番良いのはタッチ操作ではタッチキーボード表示せず、タスクバーのタッチキーボードアイコンをクリックするか、設定チャームのキーボードを選択した時にだけマニュアル操作で呼び出せる事だと思う。が、残念ながらその様な設定は無く、筆者も試行錯誤したが上手くできなかった。
バッチファイルを準備しておくのも見た目不細工だしいちいちUAC(ファイルを実行しますか?の確認画面)が表示されるのもうざい。と、言うわけでツールを作ってみた。なお、筆者は何の保証もしないので使用は自己責任にてお願いする。
msi形式で提供。
ダウンロード後TouchKeySwitch.exeを解凍しセットアップする。
セットアップ後、サービスとツールがインストールされ、デフォルト(セットアップ後やWindows起動後)ではタッチキーボードが無効の状態となる。アプリに「TouchKey Onetime」と「TouckKey OnOff」のショートカットが作成される。
TouchKey OnOffを実行すると、実行する度にタッチキーボード有効/無効が切り替わる(特にメッセージ等無し。デスクトップ以外で実行すると一度デスクトップに戻る)。
TouchKey Onetimeを実行すると、有効/無効の状態にかかわらずタッチキーボードを表示し、タッチキーボードを閉じると自動的に無効の状態になる。Onetimeはデスクトップでのみ利用可能だ。
このアプリのショートカットをデスクトップにはりつけても良いし、キーボードショートカットを割り当てておけばさらに便利に利用できる。TouchKeyのショートカットを選択し、アプリバーから「ファイルの場所を開く」をクリックする。
ショートカットのフォルダーが開くので、ショートカットを右クリックしプロパティを開く。
ショートカットキーの割り当てで適当に割り当てる。たとえば、「Ctrl + Shift + T」をTouchkey OnOffに割り当てておく。
こうしておけば、キーボードで「Ctrl + Shift + T」を押すたびにタッチキーボードの有効/無効が切り替わる様になる。
Onetimeをタスクバーにピン留めしておけば、タッチキーボードが欲しい時だけアイコンをクリックすればタッチキーボードが表示される様になる(デスクトップ限定だが)。
次期Windows 8のアップデートでこのあたり改善してくれると良いのだが・・・。
不要になれば、「Win + X」の「プログラムと機能」からアンインストールして頂けば、元に戻る。
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素晴らしい。コンバーチブルのタブレット型を使っていて、ずっと不便に思っていた事が解消しました。ありがとうございます。このツールの需要は実は多いのではないかと思います。