(1)イカ、エビ各100グラム、牛ひき肉50グラムに、しょうゆ、ニンニク、ゴマ油で下味を付ける(2)小麦粉とお好み焼き用の粉を8対2の割合にして水を入れて解き、ワケギと(1)を加え、熱したフライパンに油をひいて焼く(3)しょうゆ、酢、ゴマ油、ゴマを混ぜたタレに付けて食べる−という。
「お好み焼き用の粉」とは正体不明だが、「下味を付ける」のが“レシピっぽい”のだろうか。
李明博政権は「韓国料理の世界化」を対外宣伝政策の1つに掲げ推進した。その提唱者は、金潤玉夫人だったとされる。実務の中心グループは「日本食が世界に広がっているのは、日本政府が膨大な予算を投入して普及させたからだ」と、歪曲(わいきょく)宣伝を展開して予算を獲得した。が、今や「予算の目的外使用」が監査院から指摘されている。
■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。主な著書に「韓国人の経済学」(ダイヤモンド社)、「日韓がタブーにする半島の歴史」(新潮新書)、「悪韓論」(同)などがある。