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【東京】

特定秘密保護法案 反対派市民ら 国立で緊急討論集会

市民ら約30人が参加した緊急討論集会=国立市で

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 国会で審議中の特定秘密保護法案に反対する市民らの呼び掛けで二十日夜、法案の緊急討論集会が国立市内で開かれた。市民ら約三十人が講演を通してあらためて法案の持つ問題点を考え、「法律ができれば憲法が形骸化してしまう」「市民を萎縮させる法律。国立でもっと多くの人たちにアピールしなければ」などと意見を交わした。 (北爪三記)

 国立市内の市民グループなど六団体でつくる「秘密保護法を考えるくにたち市民の会」が主催。練馬区の市民団体「戦争に協力しない!させない!練馬アクション」メンバーの池田五律(いつのり)さん(53)が講演した。

 池田さんは、法案の文言などについて具体例をまじえて説明した上で、「(自衛隊の)国防軍化に向けた前倒し立法だ」と指摘。日本版「国家安全保障会議(NSC)」を設ける法案と一体となっている点を問題視し、「情報が集中すれば、情報操作もしやすくなる」などと危機感を示した。

 市民の会は、地域から声を挙げていこうと、十月末からJR国立駅前で秘密保護法案反対のちらしを配布している。メンバーの館野公一さん(59)は「法案は私たちにとって窮屈な内容。市民、国民が問われていると思う」と話した。

 

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