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【プロ野球】巨人が大竹と交渉 原監督は電話でラブコール2013年11月21日 紙面から
ハートをわしづかみだ! 巨人は20日、広島からFA宣言した大竹寛投手(30)と広島市内のホテルで初交渉を行い、原辰徳監督(55)も電話で直々に勧誘。7年前の接点を呼び水に熱意を猛アピールし、獲得へ前進した。 約1時間半に及んだ交渉が終盤に差しかかったころだった。巨人の原沢敦球団代表兼GMが原監督と電話をつなぎ、大竹に手渡す。指揮官の口から直接、口説き文句が告げられた。 「日本一連覇を達成できるチームをつくるために力を貸してほしい」 さらに、原監督は大竹自身すら忘れかけていた古い記憶をひもといた。2006年3月8日のオープン戦、広島−巨人戦(倉敷)。寒風吹きすさぶマウンドで巨人を4イニング無失点に抑えた右腕に対して「今の時代にこれほどひたむきに投げる投手がいるのかと、とても印象に残っていた」と原監督。 これには大竹もビックリ。「まさか、そんなふうに思っていただけているとは。うれしいし、ありがたい」。以前から注目してもらっていたことを初めて知り、自然とほおが緩んだ。 条件面では複数年の大型契約が提示された。3年契約の総額5億円以上とみられるが、原沢代表は「金銭条件面で勝てるとは思えない」。先に交渉したソフトバンク、楽天を上回るべく、獲得への熱意と周辺環境の充実度を重点的に訴えた。 大竹は「ひと通り話を聞けた。しっかり考えて答えを出していけたら」と、熟考する姿勢を示した。 巨人は獲得を目指す3球団の中では唯一の在京球団で、唯一のセ・リーグ、しかも優勝チーム。埼玉県出身(浦和学院高出)で、優勝を熱望する右腕の選択肢はおのずと絞られるはずだ。 (小林孝一郎) (金額は推定) PR情報
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