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政治
パーティーで高額集金 民主2議員、大臣規範抵触か
2013.11.21 11:29
民主党が政権に就いていた平成24年、国家公安委員長を務めた松原仁衆院議員(57)=比例東京=と、首相補佐官だった長島昭久衆院議員(51)=東京21区=が政治資金パーティーを開き、それぞれ1千万円以上を集めていたことが20日、都選挙管理委員会が公表した政治資金収支報告書で分かった。
「疑惑を招きかねない大規模なパーティー」の自粛を求めている大臣規範に抵触する恐れがある。対象は政務三役などで、首相補佐官は明記されていないが、内閣総務官室は「規範に準じる立場」としている。
松原氏の資金管理団体「東京未来の会」の報告書によると、24年7月23日、都内のホテルで朝食セミナーを開催。190人が会費を払い、1500万円を集めた。事務所は「200人規模の会場で1万円の会費で企画したが、複数枚のパーティー券を購入した方がおり、思いの外、集まった」と釈明している。
長島氏の資金管理団体「長島昭久を育てる会」は24年6月19日に都内のホテルで昼食会を開催し1150万円を集めた。事務所は「大規模にならないよう勉強会として開催したが、この金額になってしまった」と説明している。
また、松原氏の国会議員関係団体の一つが、24年分の収支を「不明」としたまま報告書を提出したことも判明した。
松原氏の事務所によると、会計責任者の公設第1秘書だった男性が事務の引き継ぎをしないまま、昨年12月の衆院選に他党から立候補し、以後、連絡が取れなくなった。領収書や帳簿もなく収支が分からないという。事務所は「事務の引き継ぎができれば、修正したい」としている。
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