ベラミー:(あいつを殺せば・・・

ファミリーの幹部に・・・・

悪ィな 麦わら)
ルフィの背後からそっと近づくベラミー。

その時
きゃー いたいた ベラミー!
とベラミーに声をかけるヒール履いてお姉言葉の

ドンキホーテファミリー(◆ディアマンテ軍)
戦闘員 デリンジャー

デリンジャー:暗殺 終わった?
あ・・・・まだなの?
とルフィの方を見るデリンジャー。


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ベラミー:(デリンジャー! 何の用だ)
デリンジャーに小声で言うベラミー。

デリンジャー:ん~~~あなた
暗殺 どうせしくじるし

目障りだからトドメ刺しておけって

若さまが・・・!!

あ!!コレ言っちゃダメなんだった!!

きゃー ごめーん
と笑いながら言うデリンジャー。

ベラミー:・・・・・・・・・
何だと・・・・・!!?
ショックを受けるベラミー。


―ドレスローザ付近 鉄橋――
なおも続くローとドフラミンゴの戦い。

ガギィン!!!
ドフラミンゴの糸を剣で受け止めるロー。

ロー:メス!!
ボッ!!
ドフラミンゴの顔面めがけ手刀を繰り出すロー。

ドフラミンゴ:!!
ビッ!!
頬をかすめるもローの攻撃を躱すドフラミンゴ。

ぐるん !!!
側転するように体を捻り

ドカァン!!!
勢いをつけ回し蹴りでローを蹴り飛ばすドフラミンゴ。

ロー:!!!

スッ・・・
宙に投げ出されたローに指を向け

ボッ!!

ドフラミンゴ:弾糸!!!
ド キュン!!
指先から糸を弾丸のように飛ばすドフラミンゴ。

ドフラミンゴの攻撃がローの左肩を貫く
ロー:うあ!!!

ドササァ!!
ロー:ウ・・・
倒れるロー

ロー:・・・・・・・・・・・!!
起き上がろうとするローにゆっくりと近づいていくドフラミンゴ。

ロー:ハァ・・・ ハァ

カツン・・・ カツン・・・
ローに近づき
ドフラミンゴ:さァ どうする・・・・ ロー

ドレスローザはすぐそこだぞ
と笑うドフラミンゴ。

気がつけばドフラミンゴに圧され鉄橋のドレスローザ側のすぐ側まで来ている二人。

そこへ
ディアマンテ:おい ドフィ
とドフラミンゴにディアマンテから連絡が入る。

ドフラミンゴ:!

ロー:・・・・・・・・・

ドフラミンゴ:あァ・・・・ 悪い
話の途中だったな

ディアマンテ:ヴァイオレットが裏切りやがったんだ

ドフラミンゴ:こっちに黒足がきたんで――
何かあったとは思ったが・・・

ディアマンテ:お陰で麦わら達の作戦はわからずじまいよ

ドフラミンゴ:あァ それはいい
ラオG達を「スマイルの工場入口」に配備しろ

ロー:!!

ディアマンテ:バカを言え あいつらは
これから決勝に出場して会場を沸かせるんだ・・・!!

ドフラミンゴ:お前が一人いれば充分だ

ディアマンテ:おいおい よせ
それじゃ まるで

と言いかけるディアマンテに先んじて

ドフラミンゴ:お前は天才じゃねエか
と言うドフラミンゴ。

ディアマンテ:そこまで言うならまかせとけ!!!
やる気になるディアマンテ。

ブツッ!!
ツー・・・ ツー・・・
通信はそこで終わり

ドフラミンゴ:ロー・・・
つまりお前は囮で・・・

その間に麦わらの一味が工場を破壊する・・・

ロー:・・・・・・・・・!!

ドフラミンゴ:お前は死んでも・・・
おれはカイドウに追い詰められる

そういうシナリオでいいか?

――ところがお前は想像以上に時間を稼げず・・・
奴らもまたマゴついてる

利用したといいつつも・・・・

この作戦には奴らへの絶大な信頼が必要だ・・・・

なぜ・・・

そこまで麦わらを信じる!?

ローに尋ねるドフラミンゴ。

ロー:・・・・・ハァ ・・・・・・ハァ

・・・「Dはまた・・・ 必ず嵐を呼ぶ」・・・・!!
ハァ
ドフラミンゴに言い返すロー。

ドフラミンゴ:!!!


―ドレスローザ コリーダコロシアム前―

ゾロ: 人が町中かけ回ってんのに てめぇは

ルフィ:そうだな 悪かった

錦えもん:おぬし!! それ用件ではなかろう!!
とコロシアムの外壁を挟み会話する三人

その様子を
海兵:(・・・・・ゾロ・・・・)
海兵が発見し物陰から三人を見張る。

海兵:バスティーユ中将!!

あの男思った通り 海賊刈りでした!!

おそらく中の男は麦わら。
とバスティーユに報告する海兵。

バスティーユ:ルーシーか
道理で強いわけだ・・・・・
やはりこの国にいたか・・・・!!

――だが まだ泳がせておけ

奴を捕える為に騒ぎを起こしたら

今にコロシアムから続々と出てくる悪党どもに
勘づかれちまうだらァが

海兵:――すでに敗退した選手は
Cブロックのドン・チンジャオ・・・
それに・・・

えー・・・
リストをチェックする海兵

海兵:(?・・・・
知らない名ばかりメモしてある)

えーとですね・・・・??
リストに書かれた名前が誰なのかわからなくなる海兵。

バスティーユ:?
(・・・・んん!?
誰を捕えようと我々は・・・・ ここに・・・)
バスティーユも参加者たちの事を忘れだす。


プルルル・・・・
錦えもん:・・・・これでよいのか?
と電伝虫を手に取る錦えもん。

ゾロ:お前 何してる

錦えもん:ルフィ殿に会えたらかけろとサンジ殿が

ゾロ:そうか・・・
あァ・・・一応ルフィ このコロシアム海軍に取り囲まれてるぞ

ルフィ:ふーん
まるで世間話のような二人。

錦えもん:軽い!! それが本題でござる!!
ツッコむ錦えもん。


―ドレスローザ近海――

プルルルル・・・
ゾウへ向かうサニー号のサンジの元へ連絡が入る。

サンジ:錦えもんだな
そっちでウソップにつなげチョッパー

チョッパー:うん

ガチャ!!
ルフィ:サンジかー!?
おれだぞ~~~~!!
電伝虫の向こうからルフィの声が聞こえてくる。

ナミ:ルフィ!!

さらに
ガチャ
ウソップ:こちらウソーーップ!!
子電伝虫からはウソップの声が。

サンジ:――これでロー以外は全員いる筈だな

各自状況を教えろ!!

フランキー:アウ!!
こちらフランキーだが・・・
ウソップとロビンが一緒だ

おれ達は今・・・・!!
この国の反ドフラミンゴ体制
リク王軍都一緒にいる

―軍隊!?―

フランキー:小人のな

―小人!!?―
電伝虫の向こうで驚く仲間たち。

ウソップ:ヒーロー会議だ!!
話は聞くな!
と小人達にいうウソップ。

小人達:はいれす!!ウソランド

フランキー:ルフィ おれ達コロシアムの前で
妙な兵隊に会ったよな

ルフィ:うん!! 小人って!?

フランキー:あいつは実はこの軍の隊長だった!!

まさに今日 ドフラミンゴを倒そうってんだ!!

ルフィ:あっ!! それだ!!
オモチャの兵隊!!
レベッカが止めたがってたのそいつだ!!

おいフランキー
その軍隊止めろ!!
と電伝虫の向こうのフランキーに言うルフィ

ゾロ:?

フランキー:アホ言え!!!

おれが言いてェのは その逆だ!!
お前 あのレベッカと話したのか?

ルフィ:うん それがメチャメチャいい奴でよー!!
金ねェのに弁当3つもおごってくれたんだ

サンジ:・・・・・・・・・

ルフィ:なのに お前
あいつが試合に出たとたん
客の奴らムカツくんだよ!!!

フランキー:それはおれも同意見!!

トラ男の作戦は承知しているつもりだ

工場を壊し
ドフラミンゴはあえて生かして利用する

――だが今日
ドフラミンゴを討とうとしてる奴らはどうなる

おれ達にとっちゃドフラミンゴ勝利の方が好都合か?

ルフィ:・・・・・・・

フランキー:・・・・ルフィ お前が
何と言おうと おれはやるぞ!!!

一見楽しげな この国には深い深い闇があった!!!

ウス汚く巨大な敵に挑む

この勇敢なる

ちっぽけな軍隊を

おれは見殺しにはできねぇ!!!
兵隊や小人達に心動かされた思いを仲間達に伝えるフランキー兄貴。

余計なこと言うなといった表情で焦るウソップ。

―サニー号―
サンジ:――よし 引き返すか・・・!!

ナミ・チョッパー:え~~~っ!!?
――だと思ったけど!!
残念がるチョッパーとナミ。

ルフィ:フランキー!!

フランキー:!

―レベッカ:兵隊さんが・・・・・ 死んじゃう――
レベッカの言葉を思い出し

ルフィ:好きに暴れろ!!!

オレ達もすぐ行く!!!
と伝えるルフィ。
ゾロや錦えもんもすっかりやる気。

フランキー:ウオオ!!
アウッ!!!すまねェ!!!
喜ぶフランキー。

―ドレスローザ海岸―
軍艦で海岸まで乗り付けた藤虎率いる海軍。
その時
ズズウ・・・ン・・・
町のほうから大きな物音と煙が上がる

海兵:イッショウさん!!
町で大きな戦いが!!

藤虎:・・・・・急ぎやしょう

ズバァ・・・ン!!
切断された様に倒壊していく町の建物

その様子にコロシアム前のゾロたちも気づく。
ゾロ:ん?

ウソップ:何かそっち すげェ音が聞こえるぞ!!

ゾロ:何だ!?町が・・・
錦えもん:んん??
驚く二人。

すると
ドカァン!!!
二人の目の前で大きな爆発が起こる。

ゾロ:!!?
錦えもん:おわァ~~~っ!!
飛び上がる錦えもんと身構えるゾロ。

ざわっ!!
町の人達:・・・・・・・!!
騒ぎに町の人達も集まってくる。

海兵:バスティーユ中将
あれは・・・・・!!
海兵たちもその爆発の方に注目する。

ルフィ:何だ!!?
ゾロ:おい
錦えもん:あ!!
煙が晴れそこに現れた人物が誰なのか気づくルフィ達。

ルフィ:トラ男!!

ドフラミンゴ!!!

コロシアムの前に現れたのはドフラミンゴと
その前でボロボロにされ倒れたロー。

ロー:ハァ・・・・ ハァ・・・・
かなりの重症で既に身動きもままならないロー。

そのローに向かって
カチャ・・・
銃を手に構えるドフラミンゴ。

ルフィ:おい!!
トラ男 お前 何でミンゴと・・・・!!!
ローに大声で呼びかけるルフィ。

ドフラミンゴ:ガキが・・・・
図に乗りすぎだ!!

ドン!! ドン!! ドン!!
ローに向け引き金を引くドフラミンゴ。

ルフィ:!!??
言葉を失うルフィ。

その光景に町の人や海軍も静まり返る。

ロー:(コラさん・・・・・!!)
ガフッ
意識を失っていくロー

ルフィ:トラ男ォ~~~~!!!
ルフィの叫びが響く中

舌なめずりし笑うドフラミンゴ。

凶弾が貫く――!!

ワンピース One Piece 730話へ続く。


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