既にご存知の方も多いかと思うが、11月14日に行なわれた「衆院国家安全保障特別委員会」にて、内閣官房審議官の鈴木良之が「秘密保護法案の解釈上、新聞・出版等の関係者以外の者が、何万人も来場者があるブログにて時事評論をすることは処罰対象となる」と明言した。
即ち、報道関連や雑誌の記者以外の小市民がネット上で「特定秘密」にあたる内容を書き立てることは、公権力による言論弾圧を受けるということである。
以下に同内容を報じた「しんぶん赤旗」記事(11/15)の切り抜き画像と同記事の書き起こしを記したが、これをご覧いただければお解りのように、今や国家権力はここまで”むき出し”に国民に対する思想弾圧・言論統制を行なうことを明言しているのである。
このトンでも発言については、以下の「衆議院インターネット審議中継」の動画(※3時間00分経過辺り)でも確認できるので是非ともご確認いただきたいが、これまで本ブログにて指摘してきた「秘密保護法案」の本質が国民の思想弾圧・言論統制にあることを如実に表す内容である。
この俄かに信じ難いやり取りを確認した後、数日間、その後の動きを注視していたが、驚いたことにこの「ブロガー処罰」発言は何ら問題にされることなく完全にスルーとされ、「秘密保護法案」と言えば、あくまで”法案成立ありき”の空気感の中、連日のように「第三者機関の設置」「慎重な議論」との論調一辺倒の状況である。
それにしても、防衛省の鈴木良之が示した処罰の条件が「不特定多数の人が閲覧可能」「客観的事実を事実として継続的に知らせる内容」「『出版又は報道の業務に従事する者』に該当しないブロガー」ということになると、これまで「ネット言論」をリードしてきた著名ブログは軒並みアウトということであり、本ブログも限りなくアウトということであろう。
この「ブロガー処罰」発言に関して、”沈黙”が意味する所は非常に危険なシグナルであると判断される故、本ブログの更新を暫し停止し、今後についてどうするのかを見極めたいと思う次第である。
「ブログ更新停止」となると、これまでご支援いただいた皆様から様々なご意見があるであろうが、ここまで書き綴ってきた”重み”については自分自身が一番強く認識しているつもりである故、何卒ご理解をいただければ幸甚である。
いよいよ暗黒面の帳(とばり)が舞い降りたことを痛感する次第である。
◆ブロガー処罰 政府否定せず
2013.11.15 しんぶん赤旗(※書き起こし)
ブログ(簡易ホームページ)で時事評論などをする人(ブロガー)が「秘密保護法案」の対象となり処罰される可能性について、内閣官房の鈴木良之審議官は14日の衆院国家安全保障特別委員会で「個別具体的な状況での判断が必要で一義的に答えることは困難だ」と述べ、否定しませんでした。公明・国重徹氏への答弁。
鈴木審議官は「ブログが不特定多数の人が閲覧でき、客観的事実を事実として知らせることを内容とし、ブログに(記事を)掲載している者が継続的に行ってるような場合には、(秘密保護法案の)『出版又は報道の業務に従事する者』に該当する場合がある」と述べました。
行政機関が特定のブロガーを「出版又は報道の業務に従事する者」に該当しないと判断とした場合、処罰対象となることが明らかになりました。
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=43212&media_type=fp
◇衆議院インターネット審議中継
・開会日 : 2013年11月14日 (木)
・会議名 : 国家安全特別委員会 (7時間11分)
・質疑者 : 國重徹(公明党)
で、やはり逮捕の可能性は充分にあり、誰が見せしめに逮捕されるかという問題になってくるかと思います。
それに備えるのは、賢者としては当然と思います。
しかし、本当に恐ろしいことですね。
で、どこかに書いてありましたが、この法案は官僚にとってもデメリット満載なのに官僚が反対しないのはなぜ?
そして、法案には在日外国人に対する罰則規定は無いようです。
そうすると、法案の主案者はアメリカか?
苦渋の時代を生き延びた親から生まれてきたでしょう?皆さん、たくましいはずです。原発という時限爆弾を抱えながらも、その日まではネット言論の自由がなくなろうが、私たちは脈々と繋がります。終わらないのは権力を手にした者たちの眠れぬ夜です。彼らはここでしか生きられないけど、僕らはどこででも生きていける力があります。
何でもアメリカの後を追う日本ですから、同じようなことになるでしょう。
私たちは「食べて応援」キャンペーン、福島原発事故の報道、TPP参加と本当のことは知らされず、歪曲した情報に囲まれています。
アベノミクス、東京五輪招致で株価、不動産価格が上がっても本当に景気回復したとは思えません。来年4月の消費税upでどうなるでしょうか…。
多くの人が少しづつ生活が苦しくなってきていることに気づいていますが、なぜこうなったのか、原因はどこにあるのかわかっていません。
このブログは本当のことを教えてくれる貴重な情報源でした。特にカムイ様の裏読みには脱帽しました。
これからは独りでニュースの裏読みを試みます。そう簡単に海外移住も出来ないので、言いたいことも言わず息を潜めて生きていきます。
子供達が成人するころ、日本がどうなっているかを考えると暗澹たる気持ちにさせられます。
長い間ありがとうございました。
こちらこそ長い間ご支援をいただき、本当にありがとうございました。
初期の頃よりずっと応援をいただき、感謝しています。
憤り・疲れ・諦めの気持ちで打ちひしがれながらも、これだけ長期間ブログ執筆を続けてこられたのも、miya様をはじめ、長きにわたり応援してくださった皆さんのお陰と思っています。
これまでどおりブログという形で皆さんに訴え続けることは”犬死に”するも同然ゆえ、今はただ、「その時」が来るまで息を潜めて、とにかく生き長らえることを第一に考えたいと思います。
お互いに自身とその家族の身を守ることを第一にしっかり生きていきましょう!
ありがとうございました。
カムイ拝
長い間、本ブログを応援・ご支援いただき、本当にありがとうございます。
これまで何度も筆を折りそうになりながらも、4年弱の間、本ブログを続けてこられたのも、皆様からの時には暖かく、時には叱咤あってこそだと感謝してます。
ここで”犬死に”する訳にはいきませんので、残念ながらこれ以上「ブログ」という形で自身の思いを伝えることはできなくなりましたが、今後は息を潜め、とにかく生き長らえる所存です。
皆さんも自身とその家族の身を守ることができるのは自分自身のみであり、誰も守ってなどくれないことをご認識いただき、しっかり生き延びてください。
長い間、ありがとうございました。
カムイ拝
大変感謝しています。ありがとうございました。
同じ言葉の繰り返しになりますが、本当に長い間ありがとうございました。
こちらが読み落としていた貴重な情報を多々ご提供いただき、本当にいろいろと助けていただき感謝しています。
たけさんも周囲のご理解が得られずずっと苦しんでおられるでしょうが、それは僕も同じですのでお気持ちはよくわかっているつもりです。
当面、酷い世の中が続きそうですが、お互い気持ちを強くもっていきましょう。
本当にどうもありがとうございました。
カムイ拝
長い間、お疲れ様でした。
多数の拙記事を掲載していただいたこと、本当に感謝しております。
以下のように言っている方もおられます。
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飯山一郎のコメント
『秘密保護法案:「ブロガー処罰 政府否定せず」〜ネット言論の弾圧が現実に〜』って…、これは非常に目出度いコトじゃないっすか!ww
だって、ワーストレベルにおいて北朝鮮を追い抜いて世界一!になったんだからの〜(爆)
なーんか、今の支配者は少〜し焦ってるんじゃないのぉ!
でもま、ヤル!ってんなら、ヤったらEーん蛇ないの〜。
こっちも同志と情報をヤリトリしながら、ヤリたいことをヤリ、書きたいことを書き…、ダメなら槍(ヤリ)もって闘う! ヤリたいことをヤリとおすだけだ。上等!
あ〜、言っとくが、鷲の闘いは老人の闘い蛇。65才以上は仲間にいれるが、若いもんはいれない。
警察国家の暗黒国家になって恐怖政治がひかれても、5年くらいでツブれる。だっから老骨連合だけの闘いで充分だ。
若いもんは将来に備えて、余計なことはせず、考えず、高いものは買わず、とにかく健康だけに留意して生き延びていってくれ!
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しかも、
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米国の「モンロー主義」。
アメリカは、時に排外主義、あるいは不干渉主義、南米に対しては侵略主義、そして内政オンリー主義と、国家政策を都合よく変えてきた。
アメリカの都合によって政策内容を変化させてきた「モンロー主義」だが、ここへきてオバマとケリーの米国政府は、ラテンアメリカにもアジアにも西欧に干渉せず、米国は内政の立て直しに専念する!そういう方針でいく! という決意を固めたようである。 (記事)
アメリカが「国策」を変更する! これは大変なことである。が、日本のマスコミは知らんぷりww
これで中露はフリーハンド。米国に気がねせず、アジア全域に影響力を行使し、太平洋を自由に泳げる…。
いっぽう、日本は米国に捨てられ(オバマはアベには会わない!)、フィリピンを除き世界中で孤立し…、暴走機関車となって自滅軌道を一直線!
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ですから、「連中」も「5年の悪足掻き」というわけで。
これからは、ゲリラ、パルチザン・スタイルで、戦法を変えればいいだけです。
「ブログ」が潰されたら、他の方法で・・・・。
ある意味では、日本の歴史上初めて、「民と権力との本当の戦い」がこれから始まるのです!!
ゲリラ、パルチザンで5年頑張れば、アメリカに見捨てられたあの連中は潰れますから。
アメリカが方針を大転換したのは、やはり大きいでしょう。「アメリカ戦争屋」は、必死に生き残りを図ってますます安倍一派を炊き付けるんでしょうが。
アメリカに見捨てられて、安倍一派がやけになって暴走し始めたら、案外、中国とロシアが介入してきて、助けてくれたりしてね (冗談)
こんなダメな国は、一度、潰れた方がいいのです。
潰れたところから再生できるかどうかが、まさにその真価が問われるところ。
アメリカ、ロシア、中国が横並びの世界となったら、世界の状況は間違いなく大変動することになるでしょう。
その激動の中で生き延びる力量など全くない安部らの保守連中など、この大波に飲まれて難破するのは時間の問題、です。
この世界の大激動に、「特定秘密保護法」だの「日本版NSC」などで抗し切れるとは、とても思えないので。
我々は、今からこの大変動する世界を見据えて生きて行くのです。
アメリカの方針転換で、ロシアも中国も新たな動きを見せるでしょう。既に、プーチンとオバマは連携体制を固めつつあるし・・・・。
では、お元気で。
松本英志 拝
非常に示唆に富む貴重なコメントを多数いただき、本当にありがとうございました。
ある時はこちらがヨレている場面で、またある時は敢えて招き入れた工作員(もどき?)を見事なまでに撃退いただき、感謝してます。
松本英志さんはもちろんのこと、今回ご紹介いただいた飯山一郎翁にも目をかけて頂き、非常に力強い思いでした。
ブログという形は終わりになりますが、”戦い”そのものをやめるということではありません。
一旦陣を引くことになろうともそれも戦いだと思っております。
またどこかでお目にかかれることを祈ってます。
長い間、ありがとうございました。
カムイ拝
いやはや敵前逃亡ですか。
座間宮ガレイもカレイドスコープも真実を探すプログも、まだ撤退していないのに。
あなたのやってることは、
さあ阿部様のまらしゃぶってしゃべるのやめましょう
と言ってるのと同じ。
やめるの早すぎ。
もっと骨ある奴だと思ったが。
せめて最後に、小泉批判で幕を閉じるくらいの意気地を見たかったが、まあこの程度か。
君がやめても、他のブロガーは少なくとも年内は今まで通り続けていくだろう。
つまり君の影響力だけ急落するだけで、外はあまり変わらないだろう。
少なくとも年内は。
君がいなくても世の中まだ骨がある奴はいるので、指を咥えてみていればいいのではないか。
ちなみに、出色の出来のブログ記事をいくつか紹介しよう。
<特定秘密?>東京電力公開のキャスク写真にモザイクあり!
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3408.html
>1号機から毎時2Sv汚染水穴発見!事故原因張本人のくせに原発ゼロを嘯く小泉の奸計
http://warabidani.blog81.fc2.com/blog-entry-5368.html
裏読みも本当に考えさせられる内容で、妄想とおっしゃっていますが、その妄想が本当に現実にならないように祈り続けるだけです。
おそらく私とも年代が近いのではと想像しています。本当に家族を守れるのは自分たちだけですから、しっかりと家族を守りたいものです。
私は現政権は早晩自滅しそうな気がします。
これだけあからさまに国民つぶし政策を実行し、アメリカに対して尻尾がちぎれんくらいに振っているのにオバマに相手にもされない。
おそらく前回同様下痢で政権を投げ出すのではと思っています。いやそうでないといけないと思います。
本当に今の政権は何がしたいのかさっぱりわかりません。国民ではなく政権自滅するまで静かに息をひそめるしかなさそうですね。
また大復活されることを密かに期待いたしております。
赤信号、みんなで渡れば怖くない。
こんなギャグ標語が流行った時代もあったが、これからは赤信号で渡ったが最後、根こそぎしょっぴかれてもおかしくないまさに暗黒時代の到来である。
お気づきの方もいると思うが、ここ数年、国民管理監視体制の構築が凄まじい。
随分前であるが、子供と外で隠れんぼをして遊んだのだか、隠れる場所がないことに気づいた。
私は40代であるが、私が子供の頃は隠れる場所はたくさんあったのだが、今隠れんぼをしてみると身を隠す場所が殆どないのである。
辺りを見ると、監視カメラがこちらを睨み、塀は格子状の金網に変わり、死角がないことに気付く。
いつの間にか、セキュリティー、防犯と言う口実のもと、我々市民の生活は丸裸にされてしまった。
今回の秘密保全法は、その監視体制が整い、いよいよ確立すると言うことなんだと思う。
これからは、自分と家族の生活を第一に考え、悲しいが密かに行動して行こうかと思っている。
世知がない世の中になったものだ。
さんざん他人を煽ってトンズラ!?
煽られて振り上げた拳をつきだした者達を焙り出させる事がカムイ氏の本懐だったのですか?
恐らく、私よりお若い方で、お仕事もおありだろうに、やむに止まれぬ思いで綴られているのだろうと感じていました。
ブラインドタッチはおろか、URLの意味もツイッターやコメントの仕方もわからなかった私が、貴殿の記事に思いを寄せたい一心で頑張りました。
目の前で起こってる現実に対する時、自分で線引きをするしかありません。どのタイミングでどう行動するかに誰の保証も求めていません。
「敵前逃亡」というコメントにも貴殿に対する愛情を感じます。
今夜もまた、デスクトップに置いたカムイにクリックしてしまいました。
ネット上ではなく、リアルなお隣さんにいてほしかったなーと思いました。
くどくてすみません。
ps.何とかなるのですが、まだ、コメント利用規約の扱い方が解りません。