ブラジルＷ杯欧州予選プレーオフ第２戦４試合が１９日（日本時間２０日）に各地で行われ、フランスがホームでウクライナに３―０で勝利。２戦合計３―２とし、奇跡の大逆転で５大会連続１４回目のＷ杯出場を決めた。

　第１戦を０―２で落として絶体絶命だったフランスは前半２２分、セットプレーのこぼれ球をＤＦサコが決めて先制。同３４分にＦＷベンゼマが２点目を挙げた。後半開始直後にウクライナが退場者を出したことも追い風となり、後半２７分にＭＦリベリのシュートがオウンゴールを誘って大逆転劇を完結させた。

　２大エース対決として注目が集まったスウェーデンとポルトガルの一戦は、ポルトガル代表ＦＷクリスチアーノ・ロナウド（２８＝レアル・マドリード）が驚異の３得点をマークして、３―２で勝利。２戦合計４―２で４大会連続６回目のＷ杯切符を手にした。

　Ｃロナが後半５分に先制点を奪えば、スウェーデン代表ＦＷイブラヒモビッチ（３２＝パリＳＧ）が後半２３、２７分に連続ゴール。だがＣロナはカウンターから３２、３４分と立て続けに得点してハットトリック達成。大舞台の切符をつかんだ。

　第１戦スコアレスドローだったクロアチアはホームでアイスランドに２―０で勝ち、２大会ぶり４回目の出場が決定。第１戦を３―１で勝っていたギリシャは敵地でルーマニアと１―１で引き分け、２戦合計４―２として２大会連続３回目の出場を決めた。

　アフリカ最終予選第２戦２試合も行われ、ガーナは敵地でエジプトに１―２で敗れたものの、２戦合計７―３として３大会連続３回目の出場を決めた。アルジェリアはホームでブルキナファソを１―０で下して２戦合計３―３としたが、アウェーゴール数の差で２大会連続４回目のＷ杯出場権を手にした。