【ベルギー・ブリュッセル19日(日本時間20日)発】日本代表はエースMF本田圭佑(27=CSKAモスクワ)の2試合連続弾などで世界5位のベルギーを3―2で下し、大金星を挙げた。FW柿谷曜一朗(23=C大阪)が同点弾、FW岡崎慎司(27=マインツ)も3点目を決めるなど、攻撃陣が大爆発した。6月のコンフェデレーションズカップ以降、低迷が続いたが、今回の欧州遠征を1勝1分けで終え、ザックジャパンは、来年6月のブラジルW杯に向け視界良好だ。
試合を決めたのはやっぱりエースだった。1―1で迎えた後半8分、左サイドのMF遠藤からゴール前でパスを受けた本田は、相手DFをかわしてから右足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。貴重な勝ち越し弾は利き足である悪魔の左ではなく、右で冷静に決めた。日本を敵地で勝利に導くゴールだった。本田は「結果はうれしいですし、内容も自分たちのサッカーができた」と振り返った。
試合はお互いが激しくプレスを掛け合うスタートとなったが、試合が動いたのは前半15分。日本は右サイドを突破され、GK川島がクリアしようと大きく飛び出したが、FWルカクにかわされ、ボールは中央へ。ゴール前でDF酒井高が後方から来たMFミララスに気づかず、体を前に入れられ、手痛い失点。2人のミスが重なり、先制を許した。
日本は本田が攻撃をコントロールし、何度も敵陣に攻め込むと、前半37分に右サイドを駆け上がったDF酒井宏のクロスにFW柿谷が頭で合わせ、1―1の同点。後半に本田が勝ち越し弾を決めると、同18分には長谷部、柿谷とつなぎ、最後は走り込んだ岡崎が値千金の3点目を奪った。試合終盤にCKから失点したものの、3―2でなんとかしのぎ切り、FIFAランク44位の日本は史上初めて敵地で世界ランク5位相手に大金星を挙げた。
ザックジャパンは6月のコンフェデレーションズカップ以降、低迷が続いた。10月の欧州遠征ではブラジルW杯に出場しないセルビア、ベラルーシに連敗。アルベルト・ザッケローニ監督解任論が噴出する事態となった。それでも本田は「日本らしいサッカーを継続することが大事」と訴え続け、若手イレブンとも積極的にコミュニケーションをはかり、チーム再建に奮闘した。
真価を問われた今回の遠征ではW杯優勝候補のオランダ戦(16日)で2―2の引き分け。自らもゴールを決め、復調のキッカケをつかんだ。試合翌日には「日本をなめているやつらを一人ひとりぶっ潰していく」と宣言。ベルギー戦にも「簡単ではないが、勝算はある」と自信を見せていた。
年内最後の試合を終え、日本代表は今年の成績を8勝8敗3分けとし、1999年(4分け3敗)以来となる負け越しを逃れた。今後は来年3月まで代表の活動はない。ザッケローニ監督はイレブンに対し「より試合に多く出るように心掛けてほしい。コンスタントに試合に出ることは代表にとっても大切」と注文をつけた。年内最後の欧州遠征で確かな手応えをつかんだ。
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