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国際
「安重根は犯罪者」に韓国外相反発、官房副長官は「死刑判決受けた人物」と反論
2013.11.20 23:31
[歴史認識]
【ソウル=加藤達也、桑原雄尚】韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相は20日の国会答弁で、菅義偉官房長官が初代韓国統監の伊藤博文を暗殺した安重根を「犯罪者だ」と述べたことについて「日本政府の立場を代弁する高官の、歴史を無視した発言」との認識を示し、「韓国政府としても、国民としても容認できない」と反発した。
尹氏は「日本の指導者が歴史を無視した言動を続けながら、国際社会の平和と安定に寄与しようというのは矛盾だ」と主張。「日本の責任ある政治家は、日本帝国主義の侵略の歴史を徹底的に反省し、被害を受けた国家に心から謝罪する姿勢を持たなければならない」とも強調した。
これに対し、世耕弘成官房副長官は20日の記者会見で、安重根について「伊藤博文を殺害して死刑判決を受けた人物と認識している。それに尽きる」と述べ、尹氏の批判に反論した。
菅氏は19日の会見で、韓国が、暗殺現場の中国・ハルビン駅に安重根の顕彰碑建立を計画していることに関し、「安重根は犯罪者だと韓国政府に伝えている」と不快感を表明していた。
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