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覚醒剤わざと押収しない手法 密輸摘発11月21日 5時44分
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名古屋市などに住むアフリカ出身の男2人が、航空貨物を装い、覚醒剤26キロ余り、末端価格で18億円分を密輸したとして逮捕、起訴されました。
摘発は覚醒剤をわざと押収せずに受取人に届けさせる捜査手法で行われ、警察は密売組織が関わっているとみて調べています。
逮捕、起訴されたのは、いずれもアフリカのウガンダ国籍で、名古屋市名東区のコーヒー販売店従業員、マカンガ・ジョージ被告(36)ら2人です。
2人は、ことし8月、航空貨物を装い、覚醒剤26キロ余り、末端の密売価格で18億円分を、ウガンダから成田空港に密輸したとして関税法違反の罪に問われています。
捜査関係者によりますと、覚醒剤は、ことし4月に成田空港の税関職員が愛知県内に宛てた貨物の中に隠されているのを見つけました。しかし、税関ではわざと押収せず、愛知県警察本部などと連携して、十分な監視下に置いたうえで、受取人に届けさせる「コントロールド・デリバリー」と呼ばれる捜査手法を使って、2人の逮捕につながったということです。
「コントロールド・デリバリー」は薬物の密売に関わる組織の解明を進めるために行われるもので、警察は密売組織が関わっているものとみて調べています。
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