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水中映像に浮遊物 細かいがれきか
11月21日 6時40分

水中映像に浮遊物 細かいがれきか
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東京電力福島第一原子力発電所4号機の核燃料の取り出し作業が行われている使用済み燃料プール内の水中カメラの映像が公開されました。
細かいがれきとみられる浮遊物が漂っていて、プールに事故の影響が残っていることがうかがえます。

映像では、燃料取扱機と呼ばれる設備の燃料をつかむフックの部分が降りてきて、燃料の上部の取っ手の部分をつかんで、引き上げる様子が捉えられています。
映像には、時折、白い浮遊物が横切る様子も映っています。
東京電力によりますと細かいがれきとみられ、一般の原発の燃料プールに比べ、濁りが残っていることが分かるということです。
水中カメラは濁りで作業を妨げられないよう取り付けられたもので、東京電力は一般の原発の燃料プールより透明度が低く、作業員は慎重な作業を求められたとしています。
細かいがれきは燃料と、ラックと呼ばれる燃料を収める入れ物の隙間に入り込んでいるとみられ、燃料が抜けなくなったり、損傷したりするおそれがあります。
このため今回は、1秒間に1センチ程度の速さでゆっくりと燃料をつり上げ、引っかかった場合は、作業を止めてがれきを専用の工具で取り除くことにしています。
これまではがれきが引っかかって作業が止まったケースはないということです。

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