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テレ朝社員 1億4000万円流用で解雇11月20日 17時56分
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テレビ朝日でバラエティー番組を担当していた45歳の男性社員が、外部の制作協力会社に10年近くにわたって架空の発注や水増し請求を繰り返し、およそ1億4000万円を不正に流用していたとして、テレビ朝日は社員を懲戒解雇すると共に、上司ら3人を処分しました。
懲戒解雇されたのは、テレビ朝日の編成制作局制作1部の管理職だった45歳の男性社員です。
テレビ朝日によりますと、この社員はバラエティー番組の「銭形金太郎」などの制作を担当していましたが、ことし3月までの10年近くにわたって外部の制作協力会社3社に架空の発注や水増し請求を100回ほど繰り返し、番組制作費およそ1億4100万円を不正に流用していたということです。
ことし8月、東京国税局の指摘を受けて社内調査を行った結果、発覚したということで、社員は事実を認め「流用した金は海外旅行や高額の服飾品の購入などに充てた」と話しているということです。
テレビ朝日は、社員を19日付けで懲戒解雇すると共に、平城隆司編成制作局長ら3人を報酬減額などの処分にしました。
早河洋社長は役員報酬の一部を返上するということです。
一方、テレビ朝日は「本人に返済の意思がある」などとして社員の名前は公表せず、会見も開かないとしていて、刑事告訴については「慎重に検討したい」としています。
テレビ朝日広報部は「視聴者や関係者、株主の信頼を裏切る結果となったことをおわびするとともに、再発防止策を徹底したい」とコメントしています。
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