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中東で2000万人超のポリオ対策
11月21日 4時0分

中東で2000万人超のポリオ対策
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内戦が続くシリアで、先月、手足のまひなど後遺症が出ることがあるポリオの流行が確認されたことを受けて、国連は、シリアをはじめ中東全域で2000万人以上の子どもを対象に過去最大規模の予防接種活動を本格化させています。

ユニセフ・国連児童基金によりますと、シリアでは、内戦の影響で医療体制が十分機能していないために、50万人以上の子どもがポリオの予防接種を受けることができず、先月には、14年ぶりに、東部の町で10人の子どもがポリオウイルスに感染していることが確認されました。
これを受けて、国連は、シリア国内の240万人の5歳未満の子どもを対象に、予防接種活動に乗り出しました。
首都ダマスカスの住宅地にある保健センターでは、朝から大勢の親子連れが訪れ、子どもたちは順番に口を大きく開けてワクチンの投与を受けていました。
母親の一人は、「ポリオの心配をしなければならなくなって残念だ」と話していました。
シリアからは210万人を超える人が難民として周辺国などに逃れ、感染が拡大するおそれがあることから、国連では、シリアだけでなく隣国のレバノンやイラクなど中東全域で予防接種活動を本格化させており、対象の子どもは合わせて2000万人以上と過去最大規模となります。

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