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京都府亀岡市で児童ら１０人が死傷した事故などを受け、無免許運転の厳罰化などを盛り込んだ法律案が参議院本会議で可決・成立しました。

成立した法案は、最高で懲役２０年の危険運転致死傷罪と懲役７年以下の自動車運転過失致死傷罪とのギャップを埋めるもので、飲酒や薬物などで「正常な運転に支障が生じるおそれがある状態」で事故を起こした場合にも最高、懲役１５年が科されることになりました。去年４月に起きた亀岡の事故では、運転していた少年は無免許でしたが「運転の技能がある」と判断され、危険運転致死傷罪が適用されませんでした。今回、無免許で事故を起こした場合、刑が重くなるなど無免許運転の厳罰化が盛り込まれました。遺族は、「思っていたところまでは、たどりつかなかったが一歩前進」「『幸姫、すごいな。お前らすごいことをしたんやで』と、そういう言葉を心の中で叫びました」と思いを述べました。「ひき逃げ」にも新たな罰則が設けられました。奈良県に住む男性は６月、自転車で帰宅途中「ひき逃げ」されて重傷を負い、２ヵ月間の療養生活を余儀なくされました。逮捕された男は、「飲酒がばれるのが怖く逃げた」と供述しました。犯行後、３週間経っていて飲酒運転が立証できず、男に言い渡されたのは執行猶予付きの判決でした。男性は、「飲酒運転に関しては、よく言われる『逃げ得』みたいなのがあるのかなあと今回感じるので、そこは納得いかない」と話しています。新法では「逃げ得」を許さないために飲酒を隠すために逃走した場合、新たに１２年以下の懲役が科せられることになります。新法は、来年５月までに施行されます。