恐ろしくデカイPARライトって
もはやスポットの域を超えたOrphek PR72
UVを備えた広域波長のReefと明るく光合成波長重視のPlantedの2種類があるOrphekのスーパーPARライト『PR72』のご紹介です。
これまでのPARライトを遥かに凌ぐ72Wモデルが登場しました。
36個の3W素子からなるPR72はおよそ2Wほどで安全に駆動されています。
防水対策はIP67となっており、これは誤って水没させたとしても全く問題のない高水準の防水性能を誇っています。
おそらくこのタイプのPARライトとしては最高レベルにあるものと思われます。
サイズ的には外径が170mm×高さ380mm、重量は約1kgとなっていまが、大きさの割には重量が比較的軽いと感じるのは私だけでしょうか?
MACNA2013 Orphekブースに展示されたPR72 Reef
よく見かける市販タイプのものと違い、こちらはソケット灯具を用意する必要はありません。
基本的には吊り下げるタイプとなっており、付属のデジタルコントローラによる調光が可能です。
日本で発売するモデルは本国仕様とは配列が多少異なりますが基本的に使われる素子は次のようになります。
■ PR72 Reef
14000-16000k White 16p
450nm Royal blue 6p
470nm Blue 8p
410-430nm Violet 4p
Wide renge Red 2p
■ PR72 Planted
12000k White 15p
4200-6000k White 13p
470nm Blue 4p
Wide renge Red 4p
照度や配列、スペクトル等は後日にアップさせて頂きます。
ドイツのHennings Miniriffと言うサイトで興味深い記事を見つけました。
ここには各社製品別による照度の比較表があり、もちろんOrphek製品も載っていますのでご参考までに。
離隔と水中の照度が計測されているのでたいへん参考になるデータだと思います。
気になるところでは、Maxspect R420r/Vertex-Illumina SR600-260/Eco-Lamps KR90DR/Giesemann Futuraなどが載っていました。
PR72 Reefのデータを見てみると他社製品を圧倒する照度になっていたのがびっくりでした。
と言うか、他の製品ってこんなもんだっけ?と改めて知ることが出来ました。
最近各社では波長を重視したデータやコメントが多く見受けられるようになりましたが、基本的な部分である照度
が本当に十分であるか否かによって本体を設置する高さ(水面からの距離)はある程度決まってくると思います。
照度が不十分である場合は出来るだけ水面近くに設置しなければならなかったり、逆に水中では減退率が高いので水面近くにサンゴを配置したりと条件が厳しくなってきます。
サンゴや水草にとって波長はたいへん重要ですが先ずは照度あってこその波長であると言えるでしょう。
※最新のデータにつきましては各社公式サイトでご確認ください。
■ SPEC
消費電力 66-70W 3W LEDs×36 (2W駆動)
使用電圧 100V AC 50-60Hz
サイズ 170×380mm 1008g
防水性能 IP67
レンズ 60 degree lens
色温度 Reef 16000k / Planted 10000k
ケーブル長 1800mm
調光機能 Digital controller
認証登録 PSE / RoHS / CE
保証 1年
価格 $539.00
お問合せ先 Orphek Japan