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韓国シティバンク、今年22店舗閉鎖

韓国シティバンクは19日、最近の業績不振を理由に年初来22店舗を閉鎖したことを明らかにした。同行の店舗数は昨年末時点の218店舗から9月末現在で196店舗に減少した。

 同行の第3四半期(7-9月)の純利益は前年同期比53%減の279億ウォン(約26億5000万円)にとどまり、2006年以降で最低だった。

 シティグループのマニュエル・メディナ共同社長(コンシューマーバンキング担当)はこのほど、ニューヨークで開いた業績説明会で、韓国での事業方針を大都市の最上流層を相手にする方向で再編する方針を明らかにした。

 韓国シティバンクは今年9月、子会社の韓国シティグループキャピタルを対象に希望退職と支店縮小を実施したのに続き、10月にはローン関連子会社のシティ金融販売サービスを清算するなど、リストラを進めてきた。支店数縮小も一連の事業縮小の一環だ。同行関係者は「追加的な支店縮小計画はない」と説明した。

 シティバンク以外の外資系銀行もローン需要の低迷や当局の規制、低金利環境などで苦戦している。

 今年8月には英スタンダード・チャータード銀行が業績不振の韓国スタンダード・チャータード銀行の営業権の帳簿上の価値を18億ドル(約1800億円)から8億ドル(約800億円)へと償却するとともに、支店数を約350店舗から約250店舗に削減することを決めた。これに先立ち、HSBCも法人向け金融部門を除き、韓国から撤退すると発表している。

崔炯碩(チェ・ヒョンソク)記者
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