今のミドルクラスのPCでさえPS2を遙かにしのぐ性能を持ちますが、2013年3月現在でもまだ完全に最適化されたとは言えず、ゲームタイトルによってかなり差があるとは言え、例えば鉄拳5などを快適に遊ぶためには結構なハイスペックが求められます。鉄拳5の場合、最低でも第一世代のi7程度のCPUと4GB程度のメモリ、HD5770(GTX260)に準ずるクラスのGPUがないとまともに動きません。一方、ぷよぷよ15thなどはCore 2 Duo E8400と2008年当時の平均的なGPUでも充分動きます。もし遊びたいゲームで全くスペックが足りないという人は先にPCをパワーアップする事を考えた方がいいかもしれません。ここではSVNのバージョンr5576について解説しています。(SVNの場合、エミュレータのメインウインドウ上方に表示されるバージョンは実際のバージョンよりも古い事が多いですが気にする必要はありません)
"GS"については「設定する」をクリックすると上の画像の詳細設定ウィンドウが開くので一番上のRendererの項目を見るとデフォルトでDirect3D9(Hardware)になっているのが分かると思います。Direct3D9とDirect3D11でそれぞれHardware、Software、Nullがありますが、これは文字通り描画処理をGPUでHard的に行うかCPUでSoft的に行うかという事です。Nullは忘れてください。ちなみに2012年4月現在、大概のタイトルはHardwareで問題なく動作すると思います。が、中にはHardwareだと描画に問題があるタイトルもあり(2D中心のゲームに多い)この場合Softwareにするとほとんどの場合は解決します。例えばストIII3rdやアマガミはHardwareだと描画が乱れるタイトルですがSoftwareにすると解決します。が、Softwareだと内部解像度は実機と同じNativeに固定されるため、最大でも640 x 480でしか描画出来ないのが問題です。D3D9と11は自分の環境(i7-2600K+HD7850)では正直あまり違いを感じませんが、自分の場合は取りあえず11を常用しています。通常ならば選べる最新のプラグインを使えばいいと思います。
内部解像度とは表示のサイズに関係ない実質上の解像度の事です。"Original PS2 resolution:□ Native"にチェックを入れると実機のPS2と同じ解像度(640 x 480)になりますが例えフルHDのモニターでフル画面表示にしても640 x 480の引き延ばしでしかないという事です。正直今のPCのHDモニターでは低すぎる解像度だし、せっかくエミュレーターで遊ぶのに実機と同じでは意味がないので、「PCのスペックが低くてまともに動かない」等の理由がない限りNativeは使いません。自分の環境ではCustum resolutionの1200 x 1200を常用しています。縦と横を同じにする理由は鉄拳5等の一部のタイトルで解像度を縦か横で1000以上にすると出る黒い縦線を回避するためです。それもただ縦と横を同じ数値にすればいいという訳じゃなく、1200 x 1200等、特定の数値でなければならないのです。下の画像の一枚目は1200 x 1200で二枚目は1500 x 1500に設定した鉄拳5の画像です。1500 x 1500でも1200 x 1200とほとんど変わらない上に、このように黒い縦線が出ます。もっとも、この不具合については先々のバージョンで解決されるかもしれません。 ちなみにここに内部解像度のサンプル画像があります。pngなので左上の「OPEN ORIGINAL」を押してください。内部解像度を上げると当然綺麗にはなりますがメモリも大量に食うしCPUやGPUへの負担も大きくなるので、そこは高解像度が必要なゲームタイトルかどうかやPCスペックとの相談になります。
1200 x 1200
1500 x 1500
8. CDVD & PAD
CDVD
CDVDはソフトを読み込むドライブ関連のプラグインなので、ここでの設定を間違っているとゲームが起動しないという事になります。PCのドライブからPS2のソフトを読み込むならデフォルト状態でOKですが、ISOを読み込むならプルダウンタブの一個下の"Linuz Iso CDVD 0.9.0"を選択します。
するとbios画面が立ち上がります。メモリーカードの初期化をしないとセーブ出来ないので、ここでしてしまいましょう。ここまでしてしまえばゲームを立ち上げるには、あとはISOを読み込む場合はPCSX2のメニューから"CDVD"→"ISO選択"→"参照"→目的のファイルを指定、PCの物理ドライブからPS2ディスクを読み込む場合はディスクを挿入して"プラグイン"を選択したら"システム"から"CDVD再起動(急速)" or "CDVD再起動(フル)"のどちらかを選択するとゲームが起動します。「急速」はbiosを経由せずに直接立ち上がるので特に理由がなければこちらを使いましょう。