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【大リーグ】

レンジャーズ、FAトップ2と交渉中 カノ&エルズベリー獲得へ

2013年11月20日 紙面から

 ダルビッシュに強力援軍!? レンジャーズが、今オフのFA野手市場で最大の目玉とされるロビンソン・カノ二塁手(31)=ヤンキースからFA=と、2番目の目玉とされるジャコビー・エルズベリー外野手(30)=レッドソックスからFA=の超大物コンビの獲得に動いている。18日の米放送局ESPN(電子版)によれば、ワシントン監督が認めた。レ軍の二遊間は現時点でも“余剰戦力”を抱えた状態だが、カノの加入が実現した際は主力のトレード放出も辞さない構えだ。

 レンジャーズが一躍、FA戦線の主役に躍り出た。ESPNのボーデン記者は「レンジャーズはカノとエルズベリーを含む大物FAの全員と契約交渉している。ワシントン監督が認めた」とツイートした。

 この2人が今オフのFA野手市場でトップ2を占めるのは、衆目の一致するところだ。今季はカノが打率3割1分4厘、27本塁打、107打点。エルズベリーは52盗塁で3度目の盗塁王に輝くなど打率2割9分8厘、9本塁打、53打点。ともに守備も一級品で、加入すれば攻守に大幅な戦力アップとなる。

 カノに三顧の礼を尽くすため、レ軍は強引に守備位置を空けるプランを用意している。米ヤフースポーツなどによれば、二塁キンスラーと遊撃アンドラスのスターコンビと超有望株の遊撃プロファーは、いずれもトレード要員で、キンスラーを一塁に転向させる案も出ているという。

 Rソックス残留の目は薄いとされるエルズベリーに関しても、レ軍は今季の外野レギュラーだったクルーズとマーフィーの両外野手がFAとなったため、獲得への障害はない。

 最大の焦点は、金額の折り合いがつくか否かだ。カノの希望は史上最高額の10年総額3億1000万ドル(約310億円)。一方で、古巣ヤンキースは数週間前に7年総額1億6000万ドルを提示したが、そこから両者の契約交渉は全く進展していないとされ、レ軍が付け込む隙は十分にある。業を煮やしたヤ軍は、レッズのフィリップス二塁手のトレード獲得を打診したり、他のFA二塁手たちに触手を伸ばすなど“保険”をかける動きに走っている。

 このFAコンビがレ軍に加入すれば、サイ・ヤング賞投票で2位に甘んじたダルビッシュにとって、来季への強烈な追い風となるのは間違いなく、右腕も固唾(かたず)をのんで補強の動きを見守っているはずだ。

 

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