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【プロ野球】ロッテ涌井誕生へ 来週中にも表明の見通し2013年11月20日 紙面から
西武から国内フリーエージェント(FA)権を行使した涌井秀章投手(27)が19日、東京都内のホテルでロッテとの初交渉に臨んだ。中村家国球団社長、林信平球団本部長、松本尚樹編成統括と初顔合わせ。約30分の交渉で希望する先発起用の確約をゲットした。第1回交渉は「条件提示なし」という異例の内容となったが、来週中にもロッテ入り表明の見通しだ。 わずか30分の交渉を終え、報道陣に囲まれた涌井の口から次々と前向きな言葉がこぼれた。「熱い気持ちを伝えてもらった」「非常に有意義な時間」。ロッテのユニホームを着るイメージはできたか、との問いに慎重ながらも「ハイ、それは…」と返答した。 希望を余さず、くんでもらった。望む起用法を聞かれ「先発です」と答えると「逆に先発でしか考えていない」と返された。「大変うれしいこと」と喜びが込み上げた。西武でのここ2年の居場所は主に守護神。先発で不本意な結果が続いたためだが「先発」への期待を素直に喜んだ。 もう一つ、「本当に自分を必要としてくれるところ」と希望していたが「ぜひウチに来てリーグ優勝に力を貸してほしい」と口説かれた。西武入団当時に指揮を執っていた伊東監督からの伝言もある。その内容は伏せられたが、涌井は「完投できるように投げさせてくれた。伊東さんがいて、今の自分がある」と、あらためて感謝を述べた。 条件提示は「今回はまだ」と両者とも口をそろえたが、2年契約、1年あたり今季推定年俸の2億2000万円プラス出来高が有力。大枠の説明はあったとみられるが、いずれにせよ金銭面は大きな問題ではない。 次回以降、伊東監督が直接出馬する可能性について、ロッテの林本部長は「難航すればあったが、今日の感じではないかな」と楽観的。「すぐ決める必要はない。何回か話を聞き、いろいろ話をして、しっかり結論を出したい」と話した涌井だが、相思相愛ぶりは説明不要。来週にはロッテ入りの結論が発表される見込みだ。 (森淳) (金額は推定) PR情報
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