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【プロ野球】楽天が準決勝で敗退 日本勢、初めて決勝進出逃す2013年11月20日 紙面から
◇アジアシリーズ準決勝 楽天1−4統一▽19日▽台中インターコンチネンタル球場(台湾)▽ペン=井上学 準決勝の残り1試合があり、1次リーグB組1位の楽天はA組2位の統一(台湾)に1−4で敗れ、日本勢では初めて決勝進出を逃した。新人の宮川将投手(23)が先発したが1回に失策をきっかけに3点を失うなど2回途中で降板。打線も2回に聖沢諒外野手(28)の犠飛で1点を返すのが精いっぱいだった。20日の決勝は統一とキャンベラ(オーストラリア)がともに初優勝を懸けて対戦する。 台湾王者に完敗だ。イヌワシ軍団がアジアの頂上への道を阻まれた。先発が崩れ、打線も1点止まり。「振り返っても、もうしょうがない。負けたんだから」。表情は淡々。試合後の整列を終えた星野監督は観客席に手を振りながらベンチに引き揚げた。 アジアの戦いは甘くなかった。地元の熱狂的な応援を受ける統一の勢いを止められない。先発の宮川が『よーいドン』で3失点。「あっという間の出来事だった。悔しいのひと言です」。育成出身ルーキーの目には涙が浮かんだ。 打線にもシーズン中の粘りがなかった。3月のWBCでプエルトリコ代表として米国戦で6イニング無失点の好投を見せた39歳右腕フィゲロアの老練な投球に苦しみ、3回以降は1安打に封じられた。指揮官も「ウチの若い打者には初対決では厳しかった」と脱帽した。 アジアの頂上決戦とはいえ、イヌワシ戦士たちに余力はなかった。田中と則本は予定通りに登板せず、ジョーンズとマギーも不在。今大会で積極的に若手を起用した指揮官は「この苦い経験をどう生かすかだ」と敗戦の中から何かをつかみ取ることを期待した。 走り続けたシーズンだった。球団初のリーグ制覇を成し遂げ、日本シリーズでは巨人を破った。「長いシーズンが終わった。長い1年が終わった。まあ、勝って終わりたかったけどな」。158試合を戦い、イヌワシ軍団の2013年シーズンは幕を閉じた。 PR情報
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