あっかんべー事件
旦那が110番通報された翌日、
天才くんは塾の試験でした。
午前に１本、午後に１本。
午前は何事もなく終わり、午後までにまだ時間があったので
ブックオフに寄りました。
凡才が天才くんから目を離した５分のあいだに何かが起きたようです。
気がついたら、天才くんが泣いています。
？？？？？？？
どうしたの？？？？
天才くんは何も言いません。
・・・パパか。
パパを探して、どうしたの？と聞いてみると、
「あいつが俺にあっかんべーをした！！何回もした！！だから怒ってやった！！！！！」
とガンギレしています・・・・。
・・・・・・・・釣りの日に、凡才にあっかんべーをして喜んでいたのは
パパじゃなかっただろうか。
それを真似してやっただろうことは明白なのに・・・・・・。
なんでちょっとべーされたくらいでガンギレしなきゃいけないんだろう・・・・。
・・・・・前日に引き続き、ガッカリだな・・・・。
試験の時間が迫っていたので、移動したのですが、
移動中もパパは天才くんを責め立てるわけですよ。
ガンギレして、追い込みをかけているわけですよね。
もう天才くんは号泣で、ひっくひっく言っているわけです。
・・・・・・・今日はダメだな・・・・。
この状態で試験は受けられないな・・・・。
もう、塾の目の前に着いていますから、塾に行って、試験、断ってくるから・・・
と言うと、
「泣いてんじゃねぇ！試験受けて来い！バカヤロウが！！」
と更に追い込むわけですよ・・・。
バカはお前だ！！！！！！！！と凡才は思っているわけですが、
ここで凡才がガンギレ返しをしても事態は悪化しますから、
とりあえず、試験をキャンセルしてきて、
パパと天才くんを仲直りさせたんですよね・・・・・・。
でも、険悪な雰囲気ですから、
これじゃダメだ・・・・・どうしよう・・・・・と思い、
試験もなくなったし、楽しいことでもしようかと提案したところ、
天才くんがビリヤードをしてみたいと言うので、
（天才くんは最近、ビリヤードに憧れていまして、
ブックオフでもビリヤードの本を読んでいたのです。）
じゃあ、行ってみよう！と二人を盛り上げました。
結局、ボーリングを３ゲームとビリヤードをしたのですが、
凡才は最近のパパにガッカリしすぎて、
ボーリングもビリヤードもやりたくなかったので、
節約のために、ママは見学しているから、二人で楽しくやるといいよ。
と見学していました。
ボーリング中も、ビリヤード中も、何度かパパはイライラし、
悪態をついていました。
見学とは、パパの行動を見学することだったのです。
・・・この人は何をやっている時ならイライラしないんだろう。。。。
凡才は考えました。
思い返せば、釣りに行った時も、魚に対してイライラしていました。
「お前、ヌルヌルしやがって！ムカつくな！暴れるな！！バカヤロウ！」
本来、平和的なものですよね？釣りって。
釣りでこんなに魚に怒る人います？？？
家にいたって、ティッシュが途中でなくなったら、
「なんでないんだよ！！天才くん、今すぐティッシュを持って来い！！！！！！！」
テレビのリモコンがうまく反応しなかったら、
「ムカつくな！どうなってんだよ！！このクソリモコンが！！！！！！！」
こんな調子なんです。
横暴、極まりないと思いませんか？
凡才はですね、一時的にパパが大嫌いになりました。
ですから、その日、天才くんが寝静まったあと、
パパよ、ちょっと話があるから、聞いてくれないかねと話しかけ、
言葉こそ優しいですし、態度も穏やかですが、
言いたいことは全部言ってやりました。
パパよ、四六時中イライラして、その度に家族に不愉快な思いをさせて、
君は一体、何様なんだね。
パパよ、その俺様気質というか、お山の大将気質というかね、
もはや笑えない段階まできているんだよ。
パパはね、自由すぎるよ。
自分の感情ひとつでイライラ当たり散らして、我慢ということを全くしないのは
どういうことかね。
パパの親は、自分の感情にまかせて子供にガンギレしてくるタイプだったのかね？
そういうタイプに育てられたのはパパでなく、凡才のはずだよ？
その凡才ですら、日々、鍛錬を重ね、いかに穏やかに過ごすかということに心血を注いで、
事実、穏やかな日常を歩んでいるのに、
パパは一体、何をしているの。
凡才が努力なく穏やかでいるとでも思っているのかね。
自分の過去と戦い、修行のような日々を送っているのがパパにはわからないかね？
この努力は何のためだと思っているんだね。
子供と家族のためでしょう！
パパはなんで努力をしないんだね。
いい加減、凡才も頭にきたよ。
もし、パパのイライラに凡才が逐一反応して、イライラし返してくるタイプだったら
我が家はどうなるんだね。
（「我が家は崩壊だな・・・」とパパが言うわけです。）
そうだよ、崩壊するんだよ。
それが分かっているから、凡才は、パパをなだめ、すかし、おだて、
ありとあらゆる戦法を駆使して、家族を守っているんじゃないの！
パパはね、いつまで反抗期の高校生みたいなことをやっているんだね。
いくつになったら落ち着くんだね。
子供の前で知らないおじさんを罵倒し、怒鳴りつけ、警察に通報までされて、
今日は、たかがべーをしたというだけでこれから試験だという子供に
追い込みをかけたんだよ？
べーの何がそこまで悪いの？
どうせ、この俺様に向かって、べーなんかしてんじゃねぇ！俺を誰だと思ってるんだ！
という気持ちだったんだろうけどね、
もう、その発想が間違っているんだよ。
あのね、本気で離婚するから。
離婚したら中学受験できなくなるけどね、
そんなもの、どうでもいいから。
天才くん連れて、出て行くからね。
生活保護になろうが、なんだろうが、出て行くからね。
有害な父親のもとには置いておけないからね。
分かったね？
凡才は、手を変え、品を変え、パパを導いてきたつもりだけどね、
凡才の力では、これ以上、どうしようもない。
もう、これ以上の手がない。
残念だけどね、パパは凡才の子供じゃないんだよ？
子供ならね、何があろうと全力で守るけどね、子供に害を及ぼす父親なんかね、
ついに見捨てる時が来たよ。
凡才はね、離婚は大嫌いなんだよ。
それでも選択しなくてはならないところまで来たよ。
分かったね？
限界だよ。
実際のところ、これの１万倍くらい長々と話したのですがね、
かいつまんで言うと、こんな感じですよね。
そうするとですね、
パパが、
「俺が悪かった。１ヶ月待ってくれないか。」と言うわけですね。
「心から反省した。俺が悪かった。」と。
ですから、只今、お試し期間中ですね。笑。
でも、パパ、初めて反省したのではないでしょうか。
これ以来、イラついているところを見たことがありません。
イラつきを我慢している光景は見かけますが、怒り爆発みたいなことはなくなりました。
・・・・・なんだ、やれば出来るんだね。
さて、何ヶ月、続くのかな・・・
パパが穏やかになることを心から望みます。
こちら「数量感覚」です。
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天才くんは塾の試験でした。
午前に１本、午後に１本。
午前は何事もなく終わり、午後までにまだ時間があったので
ブックオフに寄りました。
凡才が天才くんから目を離した５分のあいだに何かが起きたようです。
気がついたら、天才くんが泣いています。
？？？？？？？
どうしたの？？？？
天才くんは何も言いません。
・・・パパか。
パパを探して、どうしたの？と聞いてみると、
「あいつが俺にあっかんべーをした！！何回もした！！だから怒ってやった！！！！！」
とガンギレしています・・・・。
・・・・・・・・釣りの日に、凡才にあっかんべーをして喜んでいたのは
パパじゃなかっただろうか。
それを真似してやっただろうことは明白なのに・・・・・・。
なんでちょっとべーされたくらいでガンギレしなきゃいけないんだろう・・・・。
・・・・・前日に引き続き、ガッカリだな・・・・。
試験の時間が迫っていたので、移動したのですが、
移動中もパパは天才くんを責め立てるわけですよ。
ガンギレして、追い込みをかけているわけですよね。
もう天才くんは号泣で、ひっくひっく言っているわけです。
・・・・・・・今日はダメだな・・・・。
この状態で試験は受けられないな・・・・。
もう、塾の目の前に着いていますから、塾に行って、試験、断ってくるから・・・
と言うと、
「泣いてんじゃねぇ！試験受けて来い！バカヤロウが！！」
と更に追い込むわけですよ・・・。
バカはお前だ！！！！！！！！と凡才は思っているわけですが、
ここで凡才がガンギレ返しをしても事態は悪化しますから、
とりあえず、試験をキャンセルしてきて、
パパと天才くんを仲直りさせたんですよね・・・・・・。
でも、険悪な雰囲気ですから、
これじゃダメだ・・・・・どうしよう・・・・・と思い、
試験もなくなったし、楽しいことでもしようかと提案したところ、
天才くんがビリヤードをしてみたいと言うので、
（天才くんは最近、ビリヤードに憧れていまして、
ブックオフでもビリヤードの本を読んでいたのです。）
じゃあ、行ってみよう！と二人を盛り上げました。
結局、ボーリングを３ゲームとビリヤードをしたのですが、
凡才は最近のパパにガッカリしすぎて、
ボーリングもビリヤードもやりたくなかったので、
節約のために、ママは見学しているから、二人で楽しくやるといいよ。
と見学していました。
ボーリング中も、ビリヤード中も、何度かパパはイライラし、
悪態をついていました。
見学とは、パパの行動を見学することだったのです。
・・・この人は何をやっている時ならイライラしないんだろう。。。。
凡才は考えました。
思い返せば、釣りに行った時も、魚に対してイライラしていました。
「お前、ヌルヌルしやがって！ムカつくな！暴れるな！！バカヤロウ！」
本来、平和的なものですよね？釣りって。
釣りでこんなに魚に怒る人います？？？
家にいたって、ティッシュが途中でなくなったら、
「なんでないんだよ！！天才くん、今すぐティッシュを持って来い！！！！！！！」
テレビのリモコンがうまく反応しなかったら、
「ムカつくな！どうなってんだよ！！このクソリモコンが！！！！！！！」
こんな調子なんです。
横暴、極まりないと思いませんか？
凡才はですね、一時的にパパが大嫌いになりました。
ですから、その日、天才くんが寝静まったあと、
パパよ、ちょっと話があるから、聞いてくれないかねと話しかけ、
言葉こそ優しいですし、態度も穏やかですが、
言いたいことは全部言ってやりました。
パパよ、四六時中イライラして、その度に家族に不愉快な思いをさせて、
君は一体、何様なんだね。
パパよ、その俺様気質というか、お山の大将気質というかね、
もはや笑えない段階まできているんだよ。
パパはね、自由すぎるよ。
自分の感情ひとつでイライラ当たり散らして、我慢ということを全くしないのは
どういうことかね。
パパの親は、自分の感情にまかせて子供にガンギレしてくるタイプだったのかね？
そういうタイプに育てられたのはパパでなく、凡才のはずだよ？
その凡才ですら、日々、鍛錬を重ね、いかに穏やかに過ごすかということに心血を注いで、
事実、穏やかな日常を歩んでいるのに、
パパは一体、何をしているの。
凡才が努力なく穏やかでいるとでも思っているのかね。
自分の過去と戦い、修行のような日々を送っているのがパパにはわからないかね？
この努力は何のためだと思っているんだね。
子供と家族のためでしょう！
パパはなんで努力をしないんだね。
いい加減、凡才も頭にきたよ。
もし、パパのイライラに凡才が逐一反応して、イライラし返してくるタイプだったら
我が家はどうなるんだね。
（「我が家は崩壊だな・・・」とパパが言うわけです。）
そうだよ、崩壊するんだよ。
それが分かっているから、凡才は、パパをなだめ、すかし、おだて、
ありとあらゆる戦法を駆使して、家族を守っているんじゃないの！
パパはね、いつまで反抗期の高校生みたいなことをやっているんだね。
いくつになったら落ち着くんだね。
子供の前で知らないおじさんを罵倒し、怒鳴りつけ、警察に通報までされて、
今日は、たかがべーをしたというだけでこれから試験だという子供に
追い込みをかけたんだよ？
べーの何がそこまで悪いの？
どうせ、この俺様に向かって、べーなんかしてんじゃねぇ！俺を誰だと思ってるんだ！
という気持ちだったんだろうけどね、
もう、その発想が間違っているんだよ。
あのね、本気で離婚するから。
離婚したら中学受験できなくなるけどね、
そんなもの、どうでもいいから。
天才くん連れて、出て行くからね。
生活保護になろうが、なんだろうが、出て行くからね。
有害な父親のもとには置いておけないからね。
分かったね？
凡才は、手を変え、品を変え、パパを導いてきたつもりだけどね、
凡才の力では、これ以上、どうしようもない。
もう、これ以上の手がない。
残念だけどね、パパは凡才の子供じゃないんだよ？
子供ならね、何があろうと全力で守るけどね、子供に害を及ぼす父親なんかね、
ついに見捨てる時が来たよ。
凡才はね、離婚は大嫌いなんだよ。
それでも選択しなくてはならないところまで来たよ。
分かったね？
限界だよ。
実際のところ、これの１万倍くらい長々と話したのですがね、
かいつまんで言うと、こんな感じですよね。
そうするとですね、
パパが、
「俺が悪かった。１ヶ月待ってくれないか。」と言うわけですね。
「心から反省した。俺が悪かった。」と。
ですから、只今、お試し期間中ですね。笑。
でも、パパ、初めて反省したのではないでしょうか。
これ以来、イラついているところを見たことがありません。
イラつきを我慢している光景は見かけますが、怒り爆発みたいなことはなくなりました。
・・・・・なんだ、やれば出来るんだね。
さて、何ヶ月、続くのかな・・・
パパが穏やかになることを心から望みます。
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