2013.11.20 05:03(2/3ページ)

虎・中村GMが久保に謝罪…クローザー起用「非常に迷惑かけた」

残留交渉に臨んだ久保

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 FA宣言後では初の残留交渉で、久保と直接ひざを突き合わせた。約30分の話し合いを終えた中村GMは感触を問われ、「わからない」と苦笑い。そして、驚きの言葉を口にした。

 「今年を振り返って、彼には『非常に迷惑をかけた』と。適材適所といった意味では果たしてクローザーがね、彼にとってよかったのかなというところをチーム事情でやってもらった。そのへんのところは編成の責任者として、詫びた。謝罪をしておきました」

 今季の久保は長らくクローザーを担った藤川(米大リーグ、カブス)の移籍に伴い、その穴を埋める役割を任された。だが、適性は先発。球団が守護神を務められる選手を補強せず、消去法で選ばれた形だった。結果的に44試合3勝4敗6セーブ、防御率2・85に止まるなど、本来の力を発揮できなかった。そんな経緯を踏まえ、編成のトップが異例の謝罪-。裏を返せば、残留してほしいという気持ちの表れでもある。来季の先発起用の方針とともに、当初は複数年ながら、減俸とみられた年俸も上方修正し、再提示した。

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