指導にあたる中西コーチ(右)。インステップ矯正の第一段階はクリアだ【拡大】
今キャンプ最後のブルペン。捕手を座らせてのラスト4球に、藤浪が魂を込めた。ズバーン! 取り組んできた左足のインステップ矯正。本気モードで投げての最終確認は新フォーム完成へ向けて、第一段階をクリアする剛球だった。
「今キャンプで意識付けはできました」
足の位置を気にしながら投じた。すべてボール球だったが、マウンドプレート両端から垂直に引いた2本ライン(インステップ矯正用のライン)の上には30センチの大きなスパイク跡がくっきりと残った。速球でもフォームは崩れなかった証明だ。
足跡を確認しながらトンボを使って白線を消した後、納得の表情でブルペンを出た。ルーキーイヤーの今季は10勝を挙げたが、踏み出す左足が三塁方向に大きくでてしまい、シュート回転や肩、ひじへの影響が懸念された。矯正に取り組んだ今キャンプ。中西投手コーチは第一段階に合格印を押した。
「(左足の)ステップの位置を1足分を変えただけでも、すごく印象が違うと思う。強く踏み込んでも足の位置は変わらなかった。イメージ作りの段階だけど、修正ポイントは確認できた。狙いとしては成長していると思う」
免許皆伝へ大きく近づいたことを確信。和田監督も「最後の何球かは完全に力を入れている。それでもフォームが崩れてなかったね」と同調した。