2013.11.20 05:02(2/2ページ)

若虎に“神様のお告げ”桧山氏、虎風荘で1月講演プラン

今季限りで引退した桧山進次郎

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 2012年は藤川球児投手(33)=現カブス、今年は金本知憲氏(45)=評論家=を招いたOBによる虎風荘講演。来年1月は誰が講師役を務めるのか-。桧山氏しかいない。

 ここ2年で恒例行事となったこの特別講演の開催の有無に関して、球団関係者は「まだ決まっていない」と未定を強調した。だが、若虎が大物OBの話を直に聞ける貴重な場。球団幹部は「(若手にとって)それ以上のこと(経験)はないでしょう」と前向きな姿勢を示した。

 自らの体験談をふまえたプロとしての心得は、最上級の説得力をはらむ。今年1月19日に講師を務めた金本氏は、入団して間もない藤浪に向けて「まだ活躍してもいないのに(報道で)取り上げられて恥ずかしくないか?」と逆質問。そこには成績を残したOBだからこそ言える愛のムチがある。

 来年の開催が実現すれば、必然、先生役の筆頭候補となるのが桧山氏だ。個人として4番から代打まで、チームとしては暗黒時代から2度のリーグ優勝を経験。伝道師として、これほどの適任者もいない。

 現在、秋季キャンプでは掛布DCの指導もあって伊藤隼、緒方ら左打者が元気いっぱいにアピールしている。そこに“神様”からのひと押しが加われば、これほど心強いことはない。

(紙面から)