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林農林水産大臣記者会見概要

日時 平成25年11月15日(金曜日)9時16分~9時27分 於:本省会見室
主な質疑事項
  • (大臣より)「第37回全国育樹祭」への出席及び大宮盆栽村の視察について
  • 行政事業レビューにおける新規就農支援事業及び農地の利用集積の促進事業に対する指摘事項について
  • 平成26年産米の生産数量目標について
  • TPPをめぐる状況について

大臣

おはようございます。まず、私から1件ですが、第37回の「全国育樹祭」への出席と大宮盆栽村の視察についてであります。明日の16日と17日の両日で、第37回の「全国育樹祭」に出席をいたします。本年の全国育樹祭は、「育てよう みどりは未来の たからもの」をテーマに、皇太子殿下の御臨席を仰ぎまして、埼玉県の寄居町と熊谷市で開催をされます。「全国育樹祭」を契機に、より多くの方々が森林に関心を持っていただくことを期待をしております。併せて、2017年に開催される「第8回 世界盆栽大会」の開催地であるさいたま市の大宮盆栽村を視察をいたします。詳細はこの後、プレスリリースいたします。以上です。

記者

政府の、あの、行政改革推進会議で、あの、年間150万円、新規就農支援ですね、これに対して、まあ、それよりもむしろ、あの、企業の参入促進だとか、販路開拓支援ですとか、まあ、そちらを優先すべきじゃないかという、あの、声があがっています。で、それは、まあ、要は、あの、優先順位をどう考えるかという問題だと思うんですけれども、あの、大臣はこれについてどのように受け止めていらっしゃるんでしょうか。

大臣

そうですね、あの、一昨日に行政改革推進会議の秋のレビューで、この新規就農支援に関する事業についてですね、農業の競争力を高める方が先決であり、農地の集約化、法人参入の促進、地域サポートの充実などを行うべきで、まあ、本事業は、これが整うまでの5年程度の暫定措置とすべきではないかと取りまとめが行われたと、こういうふうに聞いております。で、あの、農業者の高齢化が進んでおりますのでですね、まあ、例えば、65歳以上が6割、40代以下が1割という状況でございますので、やはり、青年新規就農者の確保は必要不可欠だと、こういうふうに考えております。で、あの、この事業は平成24年度から、まあ、実施をしておりますが、都道府県や市町村、あの、事業を実施していただいているですね、ところからは、「新規就農に対する関心が高まった」と、また、「新規就農希望が増加した」という高い評価をいただいておりまして、この、今後の青年就農の拡大に向けてですね、弾みをつける効果があったと考えておりますので、今般の取りまとめを踏まえて、施策の効果をですね、検証しながら新規就農者が一層確保できるようにですね、取り組んでまいりたいと、こういうふうに思っております。

記者

あの、今、検討中と思います、あの、来年度のコメの生産数量目標についてなんですが、まあ、あの、今年は、あの、来年度は、あの、今年度とかなり状況異なると思いますが、あの、検討状況と見通しを教えていただけると。

大臣

はい。これは、あの、26年産の生産数量目標ですので、今月下旬にですね、「食料・農業・農村政策審議会」の、まあ、食糧部会、この、これを、まあ、開催する予定になっております。で、この意見を聴いた上でですね、コメの基本指針、これは3月、7月、まあ、11月にそれぞれ決めることになっておりますが、ここにおいて決めていくということで、正に、現在検討中と、まあ、こういうことであります。

記者

かなり、あの、在庫量なんかもですね、かなり、来年の6月の見通し、かなり大きくなりそうですが、その辺を踏まえると、どういうふうに、こう、何て言うか、進んでいくということなんでしょうか。

大臣

そうですね、まあ、いろんな数字が、あの、上がってきておりますが、まあ、今、申し上げたように、その、今から、個々の意見を聞きながらですね、やっていくということですので、今の段階で具体的に、この数字を含めてですね、まだ検討中でございますので、ちょっと申し上げられないということであります。

記者

行政事業レビューの件で、あの、関連で伺いたいんですけれども、あの、今回のレビューで一つ、あの、青年就農給付金と、あと農地バンクの両方が、あの、対象になりましたけれども、で、あの、青年就農は、あの、先ほどのような御指摘があって、農地バンクの方でも受け手へのですね、補助は不要とかっていう、あの、判定がありましたけれども、来年度予算の編成、12月に、まあ、大詰め迎えると思うんですけれども、あの、今回の、その、行政事業レビューの、あの、有識者の判定をどう受け止めて、今後、予算編成、どう臨むかっていうのを改めて、この二つの事業について確認をいただきたい。

大臣

そうですね、あの、いろいろな御指摘をいただきましたので、このレビューの結果は踏まえるということでありますが、例えば、あの、農地中間管理機構についてもですね、農地が滞留されるリスクというような意見についてですね、農水省の対応策は不十分ではないかと、まあ、こういう取りまとめがございました。で、あの、まあ、これは、今、国会に提出中の法案、まあ、今から審議していただくわけですが、この機構が引き受けた農地の、まあ、基準とかですね、それから、賃貸借を今度は解除すると、一定の期間、まあ、借り上げて、なかなか貸出先が見つからなかった場合はですね、どうするかというルールを決めて、滞留防止の仕組みを規定しております。これは、あの、法律を制定する、あの、案を作るときにもですね、そういう御指摘があって、そういう問題意識でやってきておりますので、まあ、今度は制度の運用面ということにもなろうかと思いますので、このレビューの結果も踏まえながらですね、運用面においては、更に検討したいと、こういうふうに思っております。

記者

あの、今日、一部報道で、あの、コメの関税率について、あの、従価税率で778パーセントとした今までの見解を、農水省が、こう、280パーセントに、あの、修正したというような、その真意と、まあ、それについて、今後、あの、TPP交渉など、まあ、貿易交渉に、も含め、対する影響については、どう考えているのか教えてください。

大臣

はい。まあ、この、そもそもですね、この農林水産省が独自に従価税の換算値を計算してですね、公表しているということではなくて、これ、御案内だと思いますが、WTOで決められている計算方法に従ってですね、計算をすれば、まあ、こういう値になりますと。そもそも、これは従量税で決まっています。341円キログラムパー、キログラム当たりですね、したがって、そのWTOで決められているやり方に従うと778パーセントになると、こういうことでございますので、農林水産省として、この従価関税換算値ですね、これを修正したとか、それを、まあ、修正して公表したという事実はございませんので、あくまでこれは従量税341円キログラム当たりというのがコメの関税であるということでございます。

記者

あの、TPPの関連なんですけども、あの、最近の報道で、あの、自民党などの求めている重要5品目についての、その、関税割当とかですね、あと、ミニマムアクセスの拡大などを検討しているというようなお話があるんですけれども、それについての、あの、まあ、真偽含め、大臣のコメントと、あと、昨日、今日で、あの、アメリカの方で、あの、関税についての交渉されてるって聞いているんですけども、その場でそういったことを示されるのか、その場合は、また、その、5品目は守れたということになるのかどうかの大臣のお考えをお聞かせください。

大臣

はい。あの、一定量の輸入品に、通常より低い関税率を適用する特別枠に関する報道があったということは承知をしておりますが、この、交渉の具体的、まあ、内容そのものでございますので、お答えは控えさせていただきたいと思いますが、政府として、今、申し上げたような調整を行っているという事実はございません。で、あの、まあ、今後のスケジュールは、この間、ちょっと申し上げたかもしれませんが、19(日)から24(日)まで米国のソルトレイクシティでですね、首席交渉官会合等の中間会合が開催されるということと、12月にシンガポールで閣僚会合が開催される予定ということであります。

記者

あの、MA米についてなんですけど、MA米の購入量、まあ、各国ですね、大体、まあ、アメリカとか豪州とかタイ、ベトナムで、比率大体決まっております。これ、例えばですね、あの、アメリカだけですね、ちょっと増やすっていうことは可能なんでしょうか。

大臣

はい。これは、まあ、正に、具体的な交渉の内容でございますので、お答えは、ちょっと控えさせていただくということになっております。

記者

それは、MA米のことがTPP交渉に関与してるってことですか。

大臣

あの、正に、コメの、先ほど申し上げたとおりでありますが、一定のですね、この枠を決めてやるとか、マーケットアクセスに関することですから、当然、あの、このことが議題からは、最初からTPPのスコープから外れてるということはないと思います。

記者

じゃあ、あの、TPPの、この話題の中でも取り上げられ得るってことですか。

大臣

可能性が全くないということを申し上げるつもりはないということです。

記者

他の国から文句出ませんかね、もし、アメリカの量を増やして。

大臣

他の国がどうおっしゃるか、アメリカからはどうおっしゃられているかも含めてですね、これは、正に、具体的な交渉内容ということだと思います。

報道官

他によろしいでしょうか。他にございませんようでしたら、これで会見を終わります。ありがとうございました。

大臣

はい。ありがとうございます。

以上

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