来年4月の消費増税で、公衆電話で10円で話せる時間が短くなる。NTTの決算会見で8日、鵜浦博夫社長が明らかにした。10円で話せる秒数を短くすることで、消費税分を回収することを検討している。1円単位で値上げすると、機械の交換が必要で費用がかさむためだ。

 1997年の消費増税時にも、話せる秒数が短くなり、現在の料金になった。現在は、市内局番が同じ区域内にかける場合、10円で1分(深夜・早朝は80秒)話せる。NTT東日本などが、何秒縮めるかを検討している。